鼻まで覆うマウスパッドも標準同梱

<CES>Shiftall、音質向上した“防音マイク”「mutalk 2」。付属ドングルで低遅延化

編集部:平山洸太

「mutalk 2」

AV機器を始めとした様々な分野の企業が集う国際イベント「CES2024」がアメリカ・ラスベガスで現地時間1月9日より開幕する。正式開幕に先駆けて前夜祭イベント「CES Unveiled」が開催され、Shiftallがワイヤレス防音マイク「mutalk 2」を発表した。

mutalk 2は、自分の声を周囲に聞こえにくくしつつ、周囲の騒音がマイクに入りづらくするワイヤレス防音マイク。先代モデル「mutalk」の防音性能を継承しつつ、内部のパーツや構造を改良することで、高音質化を図っている。日本での価格は19,900円(税込)となり、5月の発送開始を予定する。

装着イメージ

新モデルの大きな特徴が、新たに専用の通信ドングルが付属する点。ドングルはUSB-CでPC等に接続でき、専用プロトコルで無線接続できる。これにより、従来のBluetooth接続と比較して、遅延を低減しつつビットレートを高めて音質を向上した。なお遅延については、音声出力で約20ms、マイク入力で約40msとなる。USB Audioによる有線接続も行えるほか、従来のBluetooth接続も引き続き対応。2台までのマルチポイント接続もサポートする。

加えて上記で触れた通り、新型マイクと新たな構造を採用し、音質を向上。ブースのスタッフによると、マイクだけでなくチップの型番なども別のものを使うなど、大きく変えているという。また長時間使用時に気になる呼気由来の湿気が音に与える影響も低減しているとのこと。

また、mutalkでは別売となっていた、鼻も覆うマウスパッド「ノーズカバーマウスパッド」も標準で同梱。従来からの通常のマウスパッドと合わせて2種類が付属するため、用途に合わせて使い分けることができるようになった。

そのほかmutalkで実現していた、ヘルムホルツ共鳴器による-20デシベル以上の消音効果には引き続き対応。静かなカフェ程度の騒音環境で電話会議を行った場合、すぐ隣の席に座って板としても、何を話しているのか聞き取れないレベルに原音できると説明している。

なお、従来のmutalkを購入したことのあるユーザーを対象に、買い替えキャンペーンも実施する。キャンペーン期間は日本時間1月8日0時〜2月11日23時59分まで。mutalkを購入済みのユーザーには3,000円、mutalkとノーズカバーマウスパッドを購入済みのユーザーには4,000円のクーポンが、登録済みのメールアドレスに届くという。

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