iPhone式かMac式か不明

次期iPad Pro、MagSafe充電に対応か

Image:Pickaxe Media/Shutterstock.com

次期iPad Proが2024年3月頃に登場することが確実視されているなか、磁石で固定するMagSafe充電に対応する可能性があると報じられている。

米MacRumorsによると、これは「アップル製品用の磁石を製造している企業」に詳しい情報筋からのもの。独自の裏付けは取れていないというが、過去にもアップルがiPad用のワイヤレス充電に取り組んでいると伝える噂はいくつかあった。

まず2021年、BloombergのMark Gurman記者は、アップルがiPad Pro(2022)用にガラス製の背面を検討しており、ワイヤレス充電対応になるかもしれないと述べていた

その後に米9to5Macは、背面をガラスにすると壊れやすくなるため見送られた可能性があると主張。アップルのロゴ(リンゴ)を大きくした上にガラス張りとして、そこを通じて無線充電するプロトタイプが開発中だと伝えていたことがある。

結局のところ、実際のiPad Pro(2022)は背面がガラスにならず、アップルロゴも大きくならなかった。だが、アップルが将来モデルに向けて、これらの要素を保留した可能性はある。

2024年には、有機ELディスプレイを搭載した11.1インチと13インチのiPad Proが登場し、それに伴いデザインも一新されるとみられている。iPad Proのデザインは2021年以降アップデートしておらず、それから3年目は節目となるはずだ。

もしもiPad ProがiPhoneと同じ方式のMagSafe充電に対応すれば、共通の充電器も使えるようになる。またiOS 17.2ではiPhone 13以降の全モデルがQi2に対応しており、iPad Proもそれに続くと思われる。

また、MacRumorsの情報源が伝えた「MagSafe充電」は、iPhone方式ではなく、Macのような磁石で着脱できる有線充電を指している可能性もあるという。

次期iPad Pro向けには、MacBookに近いアルミニウム製のMagic Keyboardも準備中と噂されている。専用の充電ポートを追加し、USB-Cポートを空けて拡張性を確保しておくのは「Mac的な使い方」としては理にかなっているのかもしれない。

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