2025年以降のこと
サムスン、小型の「Galaxy S Ultra」と廉価折りたたみ機「Fold Lite」開発中か
サムスンは次期フラッグシップ機「Galaxy S24」シリーズのデザインを大幅に変更しないと噂されており、それは複数の情報源が裏付けていることだ。すでに公式マーケティング資料らしき画像も流出しているほか、最上位モデル「Galaxy S24 Ultra」をGalaxy S23 Ultraと比較した写真も登場している。
そんななか、サムスンが2025年には「新しいデザイン言語」を導入し、最上位モデルGalaxy S Ultraの小型版や、Galaxy Z Foldの廉価なライトモデルが登場する可能性があるとの噂が報じられている。
韓国Naverブログのユーザーyeux1122氏は、Galaxy Sシリーズの(3モデル)構成はしばらく続き、S27まではラインアップが同じだという。だが、S25以降は「新たなデザインコード」が適用されつつ、Galaxy Aなどフラッグシップ以外のモデルは統廃合されるとのことだ。
ちなみに、yeux1122氏は的中率100%とは行かないものの、第10世代iPadがM2搭載iPad Proと同時発売になることや、iPhone 15シリーズでも常時表示はPro独占になることを的中させていた。
さらにyeux1122氏は、サムスンがiPhone Proの対抗機種を作り、FEのラインナップに加えることを検討していると主張。ここでいうFEとは「ファン・エディション」のことで、上位のSシリーズをベースとしながら一部機能を削除して廉価に抑えたモデルだ。
すなわちGalaxy S Ultraの小型バージョン、あるいはGalaxy FEの高性能モデルだとも解釈できる。本製品は量産が決定したわけではなく、開発の初期段階にあるとのことだ。
「廉価モデルの高性能バージョン」というと意味を取りかねるが、Galaxy S Ultraシリーズは高倍率の光学ズームなどは魅力な一方で、本体が大きすぎて持ちにくいと一部ユーザーからの声もある。他のGalaxy Sモデルとは切り離し、人気のあるFEシリーズの最上位に位置づけることは戦略的にも有効かもしれない。
もう1つの次期製品とされる折りたたみデバイス「Galaxy Fold Lite」は、カバー画面(折りたたんだ状態での外側ディスプレイ)を小さくするか、完全に削除したモデルだという。これは次期「Galaxy Z Fold6」の後に登場する可能性が高いとのことだ。
yeux1122氏は信頼性が低いリーカーではないが、あと数年先のことでもあり、もしも情報が正しくとも、サムスン社内で計画が変更されることもありうるだろう。ともあれ、サムスンはアップルよりも挑戦的なデバイスを投入する傾向があるだけに、意外な新型スマートフォンの登場を期待したいところだ。