11インチ/12.9インチの今後は

M2チップ搭載のiPad Pro、発売は9月か10月?

Image:Mahod84/Shutterstock.com

先週、「14.1インチiPad Pro」が2023年初めに発売されるとの噂話が相次いだ。このことからは次期iPad Proの発売が来年まで見送られるとも推測できるが、一方で今年も新型モデルが登場するとの予想が報じられている。

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏は、ニュースレター「Power On」最新号で、新型iPad Proは9月後半か10月にリリースされるとの見通しを述べている。

まずGurman氏は、次期iPad Proが「もうすぐ」登場すると主張。その「もうすぐ」は9月か10月だとしつつ、自らの持つ2020年のiPad Pro(A12Zプロセッサ搭載)にiPadOS 16ベータを入れたものの、最新のマルチタスク機能にも対応していない……として、次期モデルが遠からず投入されると示唆している格好だ。

これまでにも新型iPad Proは、2022年内に発売されるとの予想が何度も伝えられてきた。もっとも11インチに、12.9インチと同じミニLEDディスプレイが搭載されるかどうかは、情報源により見解が分かれている。たとえば有名アナリストのMing-Chi Kuo氏は肯定していた一方で、ディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏は「大きな変更はない」として否定をほのめかしていた。

ともあれ、Gurman氏が次期iPad Proに予想する新要素は次の3つだ。
・新型MacBook Airと13インチMacBook Proに搭載されるM2チップ
・ワイヤレス充電
・カメラシステムのアップグレード

次期iPad Proがワイヤレス充電(アップル的にはMagSafe)に対応しているとの予想は、以前からGurman氏が主張している。また米9to5Macも独自の情報源から裏付けが取れたとして、アップルロゴがガラス張りになった試作品が開発中と伝えていたことがある。

iPadOS 16の新機能「ステージマネージャ」が最大4つのウィンドウ(iPad単体の場合)を扱えることから、より大きな14.1インチiPad Proを投入することは理に叶っている。が、既存の11インチおよび12.9インチモデルをどう扱うかは不透明であり、今後のアップルの動向を見守りたいところだ。

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