老眼に厳しそうなゲーム機に

任天堂、小型Switch「Mini / Pocket」開発中?2024年2月発売との噂

Image:Nash Weedle(X)

任天堂が「Nintendo Switch」後継モデルを準備中であることは、現行モデルのライフサイクルを考えても充分にあり得る話だ。そんななか、同社が小型モデル「Switch Mini / Pocket」を開発中だと著名リーカーが主張している。

この情報の発信元は、『メトロイド ドレッド』を発表前に正確にリークしたNash Weedle氏だ。以前Weedle氏は、スペインの開発スタジオにSwtich後継モデルの開発キットが届いたと述べていた

新たな噂話によれば、「Switch Mini / Pocket」は小型ポケットサイズで、「Switch Lite」よりもコンパクトになるようだ。マグネットで着脱可能な画面保護カバーがあり、豊富なカラーバリエーションが用意され、バッテリー持続は最大12時間。カートリッジに対応して定価は149ユーロ(約2万3000円)、2024年2月16日発売だという。

それと合わせて、Weedle氏はゲーム機の小型化に特化した5つの特許文書(の一部)も掲載。これらは別々の特許だが、同じチームにより、全く同じ日付で出願されたものだ。

特許の1つでは、R、L、ZR、ZL、ホーム、キャプチャーボタンの位置が現行モデルのSwitchとは異なる位置にある。この変更によりデバイスをコンパクトにしつつ、広いディスプレイ領域が確保できるという。

別の出願書類では、デバイスの背面または前面(ディスプレイ)に保護カバーを取り付けるために磁石を使っている。つまり、Switch Liteよりもカジュアルに(ケースに入れず)、頻繁に持ち運ぶことを想定しているようだ。

そして「携帯電子機器の小型化の観点から、携帯電子機器の設計に改善の余地がある」とするネジ配置の特許や、「よりコンパクトな」冷却システムの特許も出願されている。

今回のリーク情報を裏付ける証言は他になく、現時点では信ぴょう性がどこまであるのかも不明だ。とはいえ、任天堂が大ヒットした既存モデルのコンパクト版を投入する前例はいくつかある。

たとえばゲームボーイアドバンスの小型モデル「ゲームボーイミクロ」は2005年に発売され、ニンテンドー3DSから裸眼立体視や折りたたみ機構などを省いた(特に小型ではないが)「ニンテンドー2DS」も登場していた。

とはいえ、現行世代ゲーム機のなかでは解像度が低めのスイッチであっても、画面を小さくしすぎるとキャラクターやテキストが見えづらくなるだろう。Switch Liteの5.5インチが限界ではないかとの声もあるが、本体が小型になれば持ち運べる・遊べるシーンも広がることになり、デメリットを補うのかもしれない。

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