500本以上のゲームが使えなくなる恐怖

PlayStation Networkで心当たりのないアカウント凍結が多発。復旧進むも原因は不明

Image:Miguel Lagoa/Shutterstock.com

複数のPlayStation Network(PSN)ユーザーから、予期せずアカウントが永久停止されたとの報告が上がっている。ただしその後まもなく、永久停止のメッセージを受け取った人の多くが、アカウントが復活したと述べている。

この中にはカスタマーサービスに連絡を取った人もいれば、なにもしない内に復旧した人もいる。ソニーは12月6日時点では広範なアカウント停止やその後の復旧につき公式のコメントもせず、メディアからの問い合わせにも答えていない。

あるユーザーには、いきなりPSNからアカウント永久停止の通告が来たという。運営からのメッセージには「このアカウントは、PSNの利用規約およびユーザー同意書の違反により、アカウントは永久凍結された」とある。

が、この人物はオンラインで不特定多数の人々とやり取りもチャットしたこともなく、どんな規約に違反したか分からないと主張。サポート側は「規約への違反が見つかった」「ご不便をおかけして申し訳ない」というだけで、理由は説明していないという。

さらに「今後も我々のサービスを利用し続けたければ、新たなPSNアカウント作成をお勧めする」とのこと。そうなれば、旧アカウントにひも付けられた全ての購入済みゲームやコンテンツを失うことになる。

ほか、大手掲示板Redditでも同じ目に遭ったという投稿が複数あり、FacebookやInstagram、ゲームフォーラムResetEraでも、同様の通知を受けたユーザーが何十人も見つかっている。

これらの報告はすべて、PSNが規約の改定をした12月5日の直後に起こっていることだ。

PSNサポートページの「重要なお知らせ」にもネットワークやアカウントの問題は掲載されておらず、XのPlayStationやAsk PlayStationアカウントでもなんら言及はない。

その後、復旧したとの報告も相次いでいる。一方で「使えないゲームが500ほどある」と嘆いているユーザーも存在しており、もしアカウント停止が続けば莫大なダメージになるだろう。

もっとも、全てのユーザーが停止されたわけではなく、この現象がどの程度の範囲で広がっているのかは不明だ。しかしダウンロード販売が定着した今となっては、アカウントは一財産にもなり得ることを、今回の出来事は浮き彫りにしたようだ。

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