写真ライブラリが整理しやすくなりそう

Googleフォト、“似ている写真”が自動でまとまるように。3つの新機能発表

Image:Google

Googleは、写真管理アプリ「Google フォト」に、似たような写真を自動的にグループ化する「フォトスタック(Photo Stacks)」など3つの新機能を追加すると発表した。これらは全て、同社のAI技術により実現したと謳われている。

たとえば、大人数の集合写真を撮る際に、納得がいくまでに何回か撮り直し、結果としてギャラリーに同じような写真があふれてしまうことは珍しくない。Googleによれば、ほとんどの人のギャラリーの3分の1は、似たような写真に占められているという。

このフォトスタックは、似たような写真を自動的に識別してグループ化し、「その瞬間を最も良く捉えた写真」を選んでカバー写真(top pick)として表示。これにより、いつでもユーザーは最適な写真を選択できる。なお、このフォトスタック機能はオフにすることも可能。

グループを開くと、すべての画像が下部のカルーセル(複数のコンテンツを横にスライドして切り替えできるUI)が表示され、スワイプで移動できる。また、全ての画像をグリッド形式で一覧することもでき、一部写真をグループから削除して整理することも可能だ。

もう1つの機能は、スクリーンショットやドキュメントなどの自動識別・分類の強化だ。具体的には、検索タブ内の “ドキュメント” にて、「スクリーンショット」「本と雑誌」「イベント情報」「ID」「メモ」「支払い方法」「レシート」「レシピとメニュー」「ソーシャル」に分類される。従来よりもカテゴリは減るが、より適切に仕分けされる格好だ。

最後の1つは、GoogleフォトとGoogleカレンダーの統合だ。すなわち、チケットのスクリーンショットやイベントのチラシ写真など、これらの画像に日時が含まれていれば、リマインダー設定ボタンが表示され、写真とともにGoogleカレンダーに追加できる。

なお、スクリーンショットやドキュメントは30日後に自動的にアーカイブされ、メイン画面では非表示となるが、専用のアルバムからはアクセスできるとのことだ。

これら新機能のうち、フォトスタックとドキュメントの自動識別は、すでにiOS版とAndroid版アプリに展開が始まっている。どれも非常に実用的な機能だけに、手元の環境にやって来ることを心待ちにしたいところだ。

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