国内ではAnker、エレコムから発売がアナウンス

次世代ワイヤレス充電「Qi2」対応モデルがリリース間近、ホリデーシーズンに登場

編集部:松永達矢

Image:Wireless Power Consortium

Wireless Power Consortium(WPC)は、ワイヤレス充電の次世代規格であるQi v2.0(Qi2)を採用したモバイル製品の認証試験を完了したと報告。年末に向けて採用製品が市場に投入されるとアナウンスしている。

WPCは今年初め、ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にて、同規格を発表。AppleがWPCに提供したMagSafe技術をベースとし、Qi2 のロゴが付された Magnetic Power Profile(MPP)と、既存のワイヤレス充電 Extended Power Profile(EPP)を強化したものの2つを用意する。

名称が示す通り、EPPプロファイルには磁石は搭載されないが、Qi2規格に準拠すると説明。なおQi2 EPP製品には、現在流通されている既存のQiロゴが付与されるという。

Qi2認証製品は、先日発売された「iPhone 15シリーズ」のほか、多数の充電器がホリデーシーズンに間に合うよう発売されるとWPCはコメント。グローバルでは、Belkin、Mophie、Anker、Airchargeといったメーカーが事前発表しており、国内でもAnkerや、エレコムから対応製品の発売がアナウンスされている。

WPCによると現在、100以上のデバイスがQi2認証のテスト中、または認証テストを控えている状態だという。また、本年度のグローバルにおけるワイヤレス充電市場は、10億台(送受信機込)を超えるとの見方を示しており、Qi2プロファイルの普及で「これまでワイヤレス充電ができなかった新しいタイプのアクセサリー市場が開拓され、ワイヤレス充電市場はさらに拡大する」と展望を述べている。

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