すでにベンチマーク結果も登場

「Pixel 8a」ダミーモデル登場。筐体は丸みを帯びてPixel 8に近づく可能性

Image:Linaimages/Shutterstock.com

ここ数年Googleはフラッグシップ機を発売した数ヶ月後に廉価モデルPixel aシリーズを投入してきたが、Pixel 7aを最後として「Pixel 8a」は登場しないとの噂話もあった。Pixel 7aは搭載プロセッサーやワイヤレス充電対応など「ほぼPixel 7」だっただけに、一定の説得力があった。

だが、その後に開発中との噂話は相次ぎ、今では「やはりaシリーズ続行」説に傾いている。そんななか、Pixel 8aのアルミニウム製ダミーと称するものが公開されている。

このダミーモデルは、著名リーカーxleaks7氏の情報を元にしたものだ。今回の写真で注目すべきは、全体的にPixel 7aより丸みを帯びてPixel 8シリーズに近くなっていること。そしてベゼルがさらに分厚くなっていることだろう。

その寸法は153.44×72.74×8.94mmで、Pixel 7a(152.0×72.9×9mm)よりも少しタテ長になっている。その他はパンチホール画面やボタン配置、背面のカメラバーまで、Pixel 7aとほぼ同じに見える。

これに先立つ10月、やはり著名リーカーOnLeaksはインドのメディアSmartPrixと共同で、非公式情報に基づくという再現CG画像を公開していた。この両者によるPixel 7aの予想CGは、非常に正確だった実績がある。

Image:OnLeaks/SmartPrix

こちらでも丸みを帯びたデザインやPixel 7aとほぼ同じカメラバー、ボタンやSIMスロットの位置など、今回のダミーモデルとほぼ符合している。ただし、ベゼルはそれほど分厚くはないため、ダミーでの太さは加工精度によるものかもしれない。

またPixel 8aらしきベンチマーク結果は、Pixel 8/8 Proが発表される前の8月に、人気ベンチマークアプリ報告サイトGeekbench Browserに登場していた。それによれば「Tensor G3」チップのアンダークロック版を採用し、最大8GBのRAMを積むようだ。

Pixel 8シリーズは、「ベストテイク」や「音声消しゴムマジック」など、数々のAI機能を強みとしている。アップルの「iPhone 16」シリーズやサムスンの「Galaxy S24」シリーズにも生成AI搭載が噂されているが、Pixel 8aはその中で最も安いAIスマホとして存在感を発揮するのかもしれない。

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