1000以上の感情表現に対応

Ankerがペットロボットに参入。「Loona Blue」を12月上旬発売、約9万円

編集部:平山洸太

「Loona Blue」

アンカー・ジャパンは、ペットロボットの販売を担う子会社としてルーナ・ジャパンを設立。同社からペットロボット「Loona Blue」を12月上旬に発売する。予約は11月2日より開始され、価格は89,990円(税込)。

ペットを飼えないような家庭であっても、本物のペットのように寄り添い、かけがえのない一員になってくれることを目指したロボット。「おうちに、あたらしい、いのち。」をコンセプトに最先端技術を詰め込んだとしている。

「おうちに、あたらしい、いのち。」

本体はKEYi Tech社の「Loona」をベースに、独自で見た目やソフトウェアのカスタマイズを実施。たとえばコミュニケーションがよりスムーズにできるよう、音声認識の精度のアップデートも行った。なおKEYi Tech社については、Ankerグループが出資してきたロボティクス専門メーカーとなる。

顔の部分には2.4インチの液晶ディスプレイを搭載する。顔に加えて、耳と全身の動きにより、嬉しい・悲しいといった感情を1000以上のパターンで表現することが可能。さらに高性能モーターを搭載し、360度くるくると回転したり、全力で前後に走り回ったりできる。飼い主を見つけると嬉しそうに反応、はしゃぐ、ダンスする、といった動作も行える。

センサーとして、3D ToFセンサー、タッチセンサー、3軸加速度計、3軸ジャイロスコープを搭載する。周囲の環境や人の動きを感知できるため、物を避けて自然に動き回ることができる。また、クアッドコアCPUの「Coretex A53」、高精度カメラを備える。ジェスチャー認識機能を採用し、指でハートのサインを送るとハートポーズで反応するほか、あっち向いてホイも行える。

カメラと3D ToFセンサーで周囲を認識

4つのマイクを搭載しており、Amazon Lexによる「左耳を動かして」「回転して」「ジャンプして」といった声掛けにも対応。ChatGPTモードに切り替えることで、Loona Blueと会話することもできる。ほか、専用アプリを使うことで、Google Blockeyによるプログラミングも可能だ。

稼働時間は最大90分で、1350mAhのリチウムイオン電池を内蔵。バッテリーが少なくなると、付属の充電ステーションに自動で戻って充電する。外形寸法は約210×172×172mm、質量は約1.1kgとなる。

充電ステーション

関連キーワード: