チップは「M3」「M3 Pro」「M3 MAX」の3グレード
アップル、“M3ファミリー”搭載14/16インチ「MacBook Pro」。248800円から
アップルは、独自開発プロセッサー“Appleシリコン”の最新世代「M3ファミリー」を搭載する14インチ/16インチ「MacBook Pro」を発表した。予約注文は本日10月31日から受付を開始し、11月7日に発売する。
ラインナップは、「M3」チップを搭載する14インチモデルが248,800円~、「M3 Pro」チップを搭載する14インチ/16インチモデルが328,800円~、「M3 MAX」チップを搭載する16インチモデルが554,800円~。
最先端の3nmプロセスにより製造した「M3ファミリー」の搭載により、CPU、GPU、メモリー容量といったさまざまな性能を大幅にスペックアップ。
M3搭載モデルでは画像/音楽製作やコードコンパイル、M3 Pro/M3 MAX搭載モデルでは3Dレンダリングや科学分野の解析といったさらに重い処理を、前世代の“M2ファミリー”搭載モデルより高速にこなすことが可能としつつ、優れた省電力性により最大18 – 22時間という前世代と同等のバッテリー持ちを確保したと謳う。
画面はいずれのモデルも、ミニLEDバックライト採用のLiquid Retina XDRディスプレイを採用。XDR輝度は1000nit/HDRコンテンツのピーク輝度1000nit。SDRも最大600nitと「Studio Display」と同等で一貫した色表示を維持できるとする。
色空間はP3をカバーし、画面の色合いを自動調節するTrue Toneテクノロジー、コンテンツに応じてリフレッシュレートを最大120Hzまでの範囲で自動調節するProMotionテクノロジーを搭載。画素数は14インチが3024×1964、16インチが3456×2234ピクセルとなる。また、M3では1台、M3 Proでは2台、M3 MAXでは4台までの外部ディスプレイに映像出力が可能。
オーディオ面では、ドルビーアトモスや空間オーディオに対応する6スピーカーシステムを内蔵。ハイインピーダンスヘッドホンにも対応するという3.5mmヘッドホンジャック、高S/Nで指向性ビームフォーミング対応の3マイクアレイも備えた。
OSとして「macOS Sonoma」を採用。デスクトップ上でクリック操作できるウィジェットや、よりレスポンスに優れるというリモートコントロール、ゲームプレイ時にバックグラウンドの負荷を抑えることでゲームの動作快適性やワイヤレスデバイスの遅延を低減する「ゲームモード」などを利用可能。
筐体は、100%再生アルミニウムを使用した独自の合金を採用。カラーバリエーションは搭載するチップの種類によって異なり、M3搭載モデルがシルバー/スペースグレイ、M3 ProおよびM3 MAX搭載モデルがシルバー/スペースブラックを展開。新色となるスペースブラックは特殊な陽化被膜処理を採用することで、指紋が付着しにくいという。
ほか、インターフェースとしてThunderbolt 4ポートを3基、HDMIポート1基、SDXCカードスロット1基、MagSafe 3ポートを搭載。充電器として、14インチモデルには70Wまたは96W、16インチモデルには140WのUSB-Cアダプターが付属する。