前作の記録を超える“スピンダッシュ”

新作『ソニック』映画、ゲーム原作映画として過去最高の初週売上げを記録

Image:(c)Paramount Pictures

米国で先週公開された映画『Sonic the Hedgehog 2(邦題:ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ )』は、ゲーム原作映画として史上最高の初動興収を記録した前作『Sonic the Hedgehog(邦題:ソニック・ザ・ムービー)』を上回り、最初の週だけで7,100万ドル(約89億円)を稼ぎ出す大ヒットとなっている。

前作に引き続いてジェフ・ファウラーがメガホンを取って制作された今作では、主人公キャラクター “ソニック” のライバルとして赤いハリモグラの “ナックルズ・ザ・エキドゥナ” が登場する。声を当てているのは『パシフィック・リム』のスタッカー・ペントコスト役などで知られるイドリス・エルバだ。エルバは音楽活動も行っており、最近ではPlayStation用カーシミュレーター『グランツーリスモ7』にラッパーとして楽曲を提供している。

それはともかく、『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の評価としては、映画ファンの間でよく参考にされるRotten Tomatoesの評価は68%とそこそこながら、映画観客からのアンケートでスコアリングするCinemaScoreの評価は “A” と賛否分かれた結果になっている。ただ、ゲーム・エンタメ情報サイトIGNのレビューでは「元の素材に気持ちよいほどに忠実」と評されていることから、もしかすると原作ゲームを知る思い入れのある人と、そうでない人とで評価が異なっているのかもしれない。

実際、体型までは再現されないものの、Dr.Robotonik(Dr.エッグマン)を演じるジム・キャリーは往年のハイテンションさを遺憾なく発揮し、CGで再現されるソニック、ナックルズ、そしてテイルスといったいずれも人気キャラクターも、細部こそ映画向けに修整されているものの、ほぼ原作どおりとファンにとっては見応え十分だ。

パラマウントは前作が予想以上の評価と収益をもたらしたことから、マーベルのような “ソニック・シネマティック・ユニバース” の展開を計画し、動画ストリーミングサービスのParamount+ではナックルズを主人公としたTVシリーズの製作も決まっている。

『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』の日本での公開は8月19日とお盆明けまで待たされるが、それまでに前作で予習をして、キノコの星に飛ばされたDr.Robotonikがどうやって再びソニックの前に現れるのかを予想しておくと良いかもしれない。

ちなみに、映画『ソニック・ザ・ムービー』は製作当初、CGで描かれるソニックの造形が中途半端にひょろ長い手足をもった普通の人間のような体型をしていた。その最初の予告編映像が公開されたところ、世界中のソニックファンから悲鳴ともとれる反響がわき起こったため、パラマウントとファウラー監督映画の公開時期を1年ほども延期してCG部分を製作し直した。今作の興収が絶好調なことを考えても、当時の決断は大正解だったと言えるだろう。

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