発売直後の15 Pro Maxユーザーから報告されていたもの

次期iOS 17.1、iPhoneの画面焼き付きやキーボードの反応が悪いバグを修正の見通し

Image:siren37/Shutterstock.com

アップルは今月24日までにiOS 17.1を正式配信する予定だが、同社の公式リリースノートによると「ディスプレイ画像の持続性を引き起こす可能性ある」問題が修正されているという。

「ディスプレイ画像の持続性」とは、要は有機ELディスプレイの焼き付きである。ここ数日、大手掲示板Redditやアップル公式コミュニティで報告が相次いでいたものだ。

XユーザーのTarun Vats氏は、iPhone 15 Pro Maxに画面の焼き付き問題が発生していると投稿。それと合わせて、上記のフォーラムに寄せられた症状の写真が添えられている。

画面の焼き付きとは、同じ画像を長時間にわたり表示した後、他のアプリを起動してもディスプレイ上に跡が残ってしまうことだ。有機ELパネルでは発光素子に有機材料を使うため劣化が必ず起こり、長期的には避けがたい現象である。

だが、iPhone 15は発売から1か月と経っておらず、劣化が起こるには早すぎる。一部ではハードウェアの欠陥だと疑う声もあったが、アップルはソフトウェア的な問題を発見して対処したようだ。

この焼き付き問題は、iPhone 13 ProやiPhone 12 Proを使っているユーザーも報告していた。アップルがリリースノートでiPhone 15に言及していないのは、より広範囲に、過去モデルにも影響があったためかもしれない。

iOS 17.1は、他にも次のようなバグが修正されているという。

  • Apple Watchと初めてデータ転送またはペアリングする際に「重要な位置情報」のプライバシー設定がリセットされる可能性がある問題
  • カスタムおよび購入した着信音が、メッセージ通知の着信音オプションに表示されない可能性があるバグ
  • キーボードの反応が悪くなる可能性がある問題
  • iPhone 14とiPhone 15シリーズ向けに衝突検出を最適化し、車両衝突が検知された際のiPhoneの反応を改善

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