エンジン音よりもモーター音が似合う

サイバーパンクな電動スクーター、Infinite Machine「P1」海外発表

Image:Infinite Machine

ニューヨーク・ブルックリンのスタートアップ企業Infinite Machineは、都市部の道路で最長96km走行可能な、SF映画やアニメに出てきそうな直線基調のデザインを採用した電動スクーター「P1」を発表した。

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アルミニウムとスチールで構成されるモノコックフレームを持つP1は、テスラ・Cybertruckへのオマージュとされる無機質なデザイン言語を採用している。シート下のサイドパネルを取り外せば、オプションアクセサリーを取り付けられるフルモジュラーキャリーシステムが現れ、パニアケースやバッグ、スピーカー、追加のバッテリーパックなどを装着できる。もちろん、通常のスクーターと同様、シートの下にも収納コンパートメントがある。

P1は72V/4.3kWhバッテリーシステムを搭載し、6kWの電動ハブモーターを駆動する。1回の充電で96.5km(60マイル)走行でき、最高速度は89km/h(55マイル)。走行モードとしてエコ、パフォーマンス、ターボブースト、リバースが用意される。ターボブーストは最高速度での走行用、リバースは狭い場所での取り回しに重宝するだろう。

ほかのスクーターにはない特徴として、アップルCarplayやAndroid Autoに対応している点が挙げられる。ハンドル中央部にはスマートフォン大のディスプレイが装備されており、ナビゲーションや音楽プレーヤー、テキストメッセージなどを表示できる。

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車体下部に装備されるバッテリーパックは着脱式で、バッテリーパックを2つ追加購入して走行可能距離を増やすことができる。

専用のモバイルアプリも用意され、こちらではバイクのロックを解除したり、位置を追跡したり、防犯のために走行を制限することが可能。ソフトウェアへの不正なアクセスがあった場合に、自動的にバイクをロックする仕組みもあるとのことだ。

Infinite Machineは現在、P1の最初の1000台の生産分の予約を受け付けている。このスクーターの価格は1万ドルからで、予約には1000ドルのデポジットが必要となる。スクーターは中国で生産され、1年から1年半後に出荷を開始する予定だ。

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