4nmプロセスでの省電力化に期待

クアルコム、次期ウェアラブル向け「Snapdragon Wear」発表間近か。ティザー公開

Image:Framesira/Shutterstock.com

Qualcommは7月13日、Twitterにてスマートウォッチ向けSoC「Snapdragon Wear」の次期モデルと見られるティザーを投稿した。

ティザーに具体的な情報は何もないが、10秒のごく短い動画には「Wear what matters(大切なものを身に着けなさい)」というメッセージが登場するほか、スマートウォッチのようなイメージもわずかに映っている。

またツイートでは「The clock is ticking on something big(何か大きなものについて時間が迫っている)」というテキストともに、時計の絵文字もつぶやかれている。現行の「Snapdragon Wear 4100/4100+」が発表された2020年6月から、すでに2年経過しており、タイミング的にも次期モデル「Snapdragon Wear 5100/5100+(仮)」の発表が近いとみて間違いないだろう。

これまで噂として伝えられているところによると、Wear 5100/5100+はSamsungの4nmプロセスで構築され、12nmプロセスのWear 4100/4100+よりも大幅な省電力化が期待できるという。これを搭載するであろうWear OS搭載のスマートウォッチは、バッテリー持ちが弱点であり、そこが改善される影響は大きそうだ。

CPUはWear 4100から引き続きCortex-A53コアだが、GPUはAdreno702にアップグレードされる可能性が高い。高速なLPDDR4X RAMとeMMC5.1フラッシュストレージのサポートによりパフォーマンスの向上も期待できるとされている。

Pixel Watchへの搭載を期待したいところだが、こちらはSamsungのExynos 9110を搭載すると見られている。これまで通りであれば、最初に搭載するのは中国Mobvoiあたりになるだろう。いずれにしろ、近日中とされる正式発表を期待して待ちたいところだ。

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