まず米国とカナダで引き上げるとのこと

Netflix「再値上げ」計画中の報道。実施は映画俳優組合ストライキの終結後か

Image:Twin Design/Shutterstock.com

現在米国では映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが行われているが、Wall Street Journalは、Netflixがこのストの終了後に料金の値上げを計画していると報じた。

報道によると、Netflixは「世界中のいくつかの市場」で値上げを「検討中」で、まずは米国およびカナダで料金を引き上げる予定とのことだ。

現在の米国におけるNetflixの料金は2ストリーム+広告なしのスタンダードプランで月額15.49ドル、4ストリームのプレミアムプランで19.99ドルという設定だが、値上げ後の価格や値上げ実施時期については述べられていない。

Netflixは、別世帯のユーザーがパスワードを共有して料金を節約するのを阻止するため、2023年5月から有料のパスワード共有プログラムを展開しはじめた。かわりとして価格の引き上げは「当面、一時停止」し、主要市場における次の値上げ時期は「1年以上先」になると、ノイマン氏は2023年第2四半期の業績発表の場で述べていた。

ここ数か月の間に複数のストリーミングサービスが料金引き上げを発表している。たとえばディズニーはDisney+、Hulu、ESPN+のプレミアムプラン料金を引き上げた。NBCユニバーサルは、Peacockの初の価格引き上げを今年の夏に実施し、Paramount Globalは、Paramount+ With Showtimeの料金を値上げした。そして今週火曜日には、Warner Bros. DiscoveryがDiscovery+の広告なしプラン料金を北米で30%引き上げている。

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