いま第2世代を買っても2年は型落ちの心配なし?

次期Apple Watch Ultraは2025年発売、マイクロLED採用との噂再び

Image:Apple

今年のApple Watch Ultra 2は、プロセッサがS9 SiPに更新された以外、大きなアップデートはなかった。ほかUWBチップが第2世代に更新され、画面の最大輝度は第1世代より50%明るい3000ニトに引き上げられたが、やはり有機ELディスプレイのままである。

しかし、アップル未発表製品につき信頼性の高いリーカーが、次期Apple Watch Ultraは2025年発売で、マイクロLEDディスプレイ搭載だと主張している。

中国SNS・WeiboユーザーInstant Digital氏は、「次期Apple Watch Ultraのアップグレードは、2025年のマイクロLED(アップル独自技術)に焦点を当てている」という。さらにUltra世代のユーザーは「数年間は新モデルに乗り換える必要はない」として、2024年にはApple Watch Ultraの新型は出ないと示唆している。

これまでInstant Digital氏は、iPhone 14/14 Plusの新色イエローやiPhone 15 Proの空間ビデオ、Apple Watch Series 9のマイナーチェンジをいち早く伝えたほか、iPhone 15/iPhone 15 Plusが背面にフロストガラス(iPhone 14 Proと同様のマットガラス)を採用することを的中させていた。

将来のApple Watch UltraにマイクロLED画面が搭載されるとの見通しは、ディスプレイ専門アナリストRoss Young氏や英市場調査会社Omdiaほか、複数の情報源により裏付けが取れている。

台湾の調査会社TrendForceは、マイクロLED版Apple Watch Ultraは、製造コストの高さが解決できていないため、2026年第1四半期までに登場する可能性は低いと伝えていた。一方、サプライチェーン情報誌DigiTimesやYoung氏をはじめ、多数を占めているのは2025年説のようだ。

マイクロLED版Apple Watch Ultraの画面サイズは2.12インチで、現行モデル(1.9インチ)から10%ほど大きくなると予想されている。輝度も向上して色再現性や視野角も改善され、画像がガラスの上に「絵を描いたように」見えるとの証言もあった

Bloombergの名物記者Mark Gurman氏は、アップルが独自開発マイクロLEDをApple Watch Ultraに初投入した後、iPhoneやiPad、Macにも同技術を展開する予定だと報じていた

とはいえ、アップルは新技術の採用には慎重である。有機ELが初めて採用されたアップル製品は初代Apple Watch(2015年発売)だが、iPhoneへの採用はiPhone X(同2017年)であり、iPadへの採用は2024年とみられている

そもそもの出発点となるApple Watch Ultraへの搭載にしても、再び延期がありうるだろう。今後の展開を、長い目で見守りたいところだ。

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