第2世代ペンシル登場から5年近く更新なし

第3世代Apple Pencil、ペン先がマグネット着脱式か。用途に応じて交換できる?

Image:mokjc/Shutterstock.com

第2世代Apple Pencilが登場してから5年近くが経過したが、iPad Proが世代を重ねても更新される気配はない。そんななか、第3世代モデルはペン先がマグネットでの着脱式となり、用途に応じて複数のタイプに交換できると著名リーカーが主張している。

アップル未発表製品のリークで知られるMajin Bu氏によると、第3世代Apple Pencilには「交換可能なマグネットチップ」(ペン先)が付属するとのこと。それらは「素描(drawing)、製図(technical drawing)、描画(painting)」用だとして、3種類のペン先らしき画像をシェアしている。

初代と第2世代のApple Pencilもペン先は交換できるが、ひねって着脱するネジ式である。また、どのようなペン先に交換しても機能が変わったり、拡張されたりすることはない。これらは「交換しにくく、用途が限られている」弱点にもなっているが、今回の情報が正しければ克服できるかもしれない。

これまで次期Apple Pencilに関しては、いくつかの手がかりや噂話が届けられていた。1つには、アップルが出願している特許から。今年初めには「表面サンプリング用光センサー付き電子デバイス」なる特許文書が公開され、ペン先をかざしたモノの質感や色をサンプリングできる仕組みが書かれていた

またペン先にセンサーを内蔵し「色、形、太さ、大きさ、明るさ、不透明度」を検出できるよう機能を追加できる特許を出願していたこともある。

ここ数年でApple Pencil関連で追加された機能は、iPad Pro(2022)限定の「ペンを浮かせたまま検知できる」ホバーのみだ。M2チップの演算能力と改良されたWi-Fi機能により実現したと推測されるが、そろそろApple Pencil本体のアップデートが求められそうだ。

そうした次期Apple Pencilは、液晶ディスプレイから有機ELに移行した新型iPad Proと同時に登場する可能性がある。大手サードパーティ製アプリも、ペンシルの追加機能を使えるようアップデートするのかもしれない。

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