80W SUPERVOOC フラッシュチャージ

OPPO、約28分でフル充電できるスマートフォン「Reno10 Pro 5G」

編集部:平山洸太

「Reno10 Pro 5G」

OPPOは、同社スマートフォンのミドルハイモデル「OPPO Reno10 Pro 5G」を10月6日に発売する。カラーはグロッシーパープルとシルバーグレーの2色。同社オンラインストアでの価格は86,800円(税込)となる。

“OPPO Reno”シリーズの最新モデルとして、急速充電、大容量バッテリー、バッテリー寿命に特化。充電時間の短縮がもたらす日常の時間効率向上や精神的余裕などに着目し、「ワンダフルチャージ」をコンセプトに開発したという。

特徴とするバッテリーの充電時間については、「80W SUPERVOOC フラッシュチャージ」により約28分で100%までの充電を実現した。10分の充電なら48%まで充電できるほか、動画であれば5分の充電で3.2時間の動画視聴が行える。またバッテリー容量は4,600mAhで、独自の「SUPERVOOC S パワーマネジメントチップ」が無駄な消費電力を抑制。フル充電時には534時間の連続待受、1,780分の連続通話、13時間の連続動画視聴が可能だ。

充電中の様子
急速充電は付属の充電器およびケーブルを使うことで利用できる

バッテリー寿命にも配慮しており、独自の「BHE(Battery Health Engine)」により、約1,600回の充電サイクルでも80%の有効容量を維持。約800回のサイクルで80%となってしまう、一般的なスマートフォンの2倍の寿命を実現したという。これによって購入当初のような使用感を4年間維持できるとのことだ。

一般的なスマートフォンの2倍の寿命を実現

ディスプレイは約6.7インチでフルHD+(2,412×1,080)の有機ELとなり、120Hzのリフレッシュレート、10億色の表示、800nitの最大輝度をサポートする。本体は3Dカーブデザインによって持ちやすさに配慮。IPX4・IP5Xの防水防塵機能も備える。2つのカラーのうち、グロッシーパープルは光沢仕上げ、シルバーグレーは独自加工技術「OPPO Glow」を採用する。どちらのカラーも高級感を意識しており、たとえば背面カメラの周囲にはスピンヘアライン加工を施し、高級感を演出しているとのこと。

左がグロッシーパープル、右がシルバーグレー
カメラ部分にはスピンヘアライン加工を施している

背面カメラは3眼構成で、約5,000万画素(F1.8/OIS対応)の広角、約3,200万画素(F2.0)の2倍望遠、約800万画素(F2.2/画角112度)の超広角を搭載。また、インカメラは約3,200万画素(F2.4)となる。いずれのカメラにもソニー製のイメージセンサーを採用しており、広角カメラにはセンサーサイズ1/1.56インチの「IMX890」を搭載。また望遠とインカメラには、OPPOとソニーが共同開発した「IMX709」を採用し、光取り込み量を60%向上させた。

Image:OPPO

CPUはQualcomm Snapdragon 778 5Gを採用。大型のリキッド冷却機構により、「あらゆる利用環境で発熱を抑えてパフォーマンスに影響させない」と説明する。メモリは8GB、ストレージは256GB。メモリは最大16GB相当まで拡張できる。また、48か月つかってもサクサク操作できるとする、システム劣化防止機能を備える。OSはAndroid 13ベースのColorOS 13。

Snapdragon 778G 5Gを使用

ほか、nanoSIM+eSIMのデュアルSIMをサポート。機能面では、マイナンバー機能(スマホ用電子証明書機能)やおサイフケータイ、IR(赤外線)リモコン機能、顔認証、ディスプレイ指紋認証に対応している。外形寸法は75W×163H×7.9mmで、質量は約185g。

発売を記念し、「YouTube Premium 初回3ヶ月無料キャンペーン」を実施。製品購入のうえ、2024年7月31日23:59までに申し込みを行うことでキャンペーンを受けられる。これまでに無料お試し等を行ったユーザーは対象外としているため、詳細はキャンペーンページを確認されたい。

さらなるワクワクをチャージしてもらいたい

日本でOPPO製品を展開するオウガ・ジャパンが、都内で発表会を開催。同社専務取締役である河野謙三氏が登壇し、今後の製品戦略を語った。

フォトセッションの様子。左が専務取締役の河野謙三氏、右はプロダクトマネージャーの中川裕也氏

OPPOは2018年に日本市場へ上陸し、そこから今年で6年目となる。そして、その日本参入から2023年9月の期間において、累計出荷台数365万台を突破。キャリアフリーのAndroidスマートフォン販売台数においては、3年連続で1位維持しているという。

日本においてOPPOは、ハイエンドの「Find X」をはじめ、「Reno」「Reno A」「A」といった4つのシリーズを展開してきた。そして2022年から2023年にかけては、製品ポートフォリオをReno AシリーズとAシリーズに絞り、パートナー企業の利益最大化を目指していたという。

一方で製品ポートフォリオを絞ることにより、OPPOの日本撤退を疑うユーザーもいたとのこと。また、ハイエンド製品を出さないことや、スペックに満足できないユーザーがいることも認識しているとし、「OPPOに強い関心を持ってくださっていることだとありがたく受け止めております」と述べた。

再び日本でトレンドリーダーを目指す

そして本日、新たな製品ポートフォリオ戦略をアナウンス。「再び日本で戦略的に展開を行っていきたい」と表明した。そのスタートを切るのが今回の「OPPO Reno10 Pro 5G」であり、これからは再び市場のトレンドリーダーを目指していくとのことだ。

また河野氏はOPPO Reno10 Pro 5Gについて、充電ストレスからの開放、誰でも簡単にまるでプロが撮影したかのような写真、自分を表現するアイテムの一つになりえる優れたデザイン、といったことをユーザー感じてほしいとコメント。そして、「スマホに振り回される製品ではなく、ワクワクをもたらしたい、さらなるワクワクをチャージしてもらいたい。そんな製品になりました。それが、28分ワンダフルチャージ」だと強調した。

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