価格は第3世代SE並みとのこと

iPhone SE4はほぼ「USB-C搭載のiPhone 14」か。2024年発売説も再浮上

Image:rvlsoft/Shutterstock.com

最新のiPhone 15シリーズが発表された一方で、廉価モデルiPhone SEの後継機が登場する気配はない。現行の第3世代モデルが2022年3月に発売されてから1年半以上が経過したなか、第4世代(通称「iPhone SE4」)についての新たな噂が報じられている。

リーカーのNithin Prasad氏はX(Twitter)で、第4世代SEが前世代よりも「大幅なアップグレード」になると主張。6.1インチ有機ELディスプレイ、A15チップ、USB-Cポートを搭載し、カメラとFace IDは改善されるとのこと。デザインはiPhone XRに似ているとしつつ、ベゼルや各種数値はiPhone 14に近いと述べている。

これらの予想は、複数の識者らの「iPhone SE4は、ほぼiPhone 14」という見解と一致している。著名アナリストMing-Chi Kuo氏は、かつてiPhone XRベースだと主張していたが、のちに「大まかに言って、SE4は6.1インチのiPhone 14をマイナーチェンジしたもの」に軌道修正している。

iPhone 14ベースならば、同じA15チップやFace ID搭載は自然な流れだろう。またiPhone SE(第3世代)の背面カメラが12MPの広角カメラ1つだけを考えると、新モデルでカメラが改良されても驚きではない。例えばミドルレンジ機として競合するサムスンのGalaxy A54にも、トリプルカメラが採用されている。

またUSB-Cポート搭載も、iPhone 15シリーズ全てがLightningポートから移行した直後でもあり、むしろLightningに留まる可能性は低い。AirPods Pro(第2世代)を初めとして、今後はアップル純正アクセサリー機器もUSB-Cにシフトしていくと予想されている。

ほか今回の情報では、バッテリー容量は約3,200mAhだと推測されているが、これは第3世代の2,018mAhを大きく上回り、iPhone 14のそれと極めて近い。

最新のiPhone SE4予想としては、先日Bloombergの名物記者Mark Gurman氏が、iPhone 14ベースで価格はiPhone SE(第3世代)並み/2024年発売の可能性/アクションボタン非搭載と述べていた。著名リーカーがアクションボタンを搭載すると主張していたが、Androidスマホに対抗できる価格に抑えるには、非搭載が妥当かもしれない。

発売時期については、Prasad氏もGurman氏も2024年だと示唆しているが、密接な関連のある(iPhone SE4をテスト機とする)独自5Gモデム開発が難航しているとの報道もあった

iPhone SE 4本体は既存の技術やパーツの流用に留まるはずだが、独自モデムの完成を待つのか、クアルコム製モデム等を搭載して見切り発車するのか、続報を待ちたいところだ。

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