編集履歴は残りそう
Twitterのツイート再編集はこうなる? アプリ解析者らがスクショで報告
4月1日、Twitterはこれまで頑なに拒否してきたツイートの再編集機能を開発中であることを明らかにした。これはイーロン・マスク氏がTwitterの個人筆頭株主になったのと前後して明らかになったため、以前から編集機能を求めていた一部のユーザーには期待が高まっているかもしれない。
一方で、編集を許可してしまうと、以前ジャック・ドーシー前Twitter CEOらが述べていた「ツイートが一種の公的記録として機能する」ことが損なわれるため、Twitterがその問題をどう解決するのかにも注目が集まっている。
ウェブサービスやアプリの解析者として知られるJane Manchun Wong氏は、このツイート再編集機能について4月16日に、Twitterが提供しようとしている投稿済みツイートの編集には “不変性” があると報告している。
具体的には、すでに投稿されたツイートを再び編集すると、古いバージョンのツイートはそのまま残され、まったく新しいツイートが生成されるようだ。そして、ツイートは新しいものに置き換えられるが、同時作成される編集履歴に一連の古いツイートが列記される。
「編集機能は、ツイートのIDを維持して(つまりツイートそのものの)テキストを変更するのでなく、編集前の古いツイートのリストを含む新しいツイートを再作成する『不変性』あるアプローチに見える」とManchun Wong氏は述べている。
他にも数名の開発者らが、Twitterが公式に編集機能を提供する前にこれを試用できたと報告している。アプリ研究者のAlessandro Paluzzi氏は、編集作業中のスクリーンショットをツイートに添付し、編集ボタンがどこにあるのかや、編集画面そのものを明らかにした。この編集画面のスクリーンショットでは、あらかじめ既存のツイートがすでに入力されている状態になっており、右下にはツイートではなく更新(Update)の文字が記されている。
ただ、Paluzzi氏のスクリーンショットでは編集履歴を表示するための選択肢が見当たらない。これはまだ機能が実装された状態になっていないからかもしれない。
いずれにせよ、実際にツイートが編集可能になることで予想される問題は、Manchun Wong氏が報告したように編集の履歴を後から確認可能にすれば解決できそうだ。
なお、Twitterはまだ編集履歴リストの存在を公に確認していない。さらにこれらの報告で述べられたことが、最終的にそのままユーザーに提供される動作や見た目になるかもわからない。
ちなみに、Twitterの買収を提案して世間の注目を浴びているイーロン・マスク氏も、TEDカンファレンスにおけるトークショーで編集機能についてそれがどうなるかを部分的に述べていた。