M2はM1に比べ全般的に強化
アップル、「M2」Mac 9種類以上をテスト中の様子。数ヶ月内に発売か
アップルがMacに独自開発チップ「Appleシリコン」を導入することを発表してから約2年、初のAppleシリコンMacを発売してから1年半近くが経過した。
現在同社は、次世代チップ「M2」を搭載した新型Macを少なくとも9種類も準備し、サードパーティアプリのテストをしているとの噂が報じられている。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者によると、この件に詳しい情報筋が「少なくとも9台の新型Mac」をテストしていることが、アプリのログから判明したと述べているそうだ。この動きは市場に出す前の最終テストであり、今後数カ月のうちにリリースが近づいている可能性が示されている、とも付け加えられている。
これら新型Macはすべて、2022年内に導入が予想される「M2」(現行のM1チップの後継)をベースとしたプロセッサを搭載しているという。
「M2」はM1と同じく8コアCPUながらも、GPUコアは増やされ、全般的な強化が噂されている。また3月の時点でも、「M2」Macがテスト中との観測があった。
今回の記事によると、これら新型モデルには「M2」搭載のMacBook Air、MacBook ProおよびMac mini、「M2 Pro」と「M2 Max」搭載のMacBook Pro、および「M1 Ultra(Mac Studioに採用されたもの)後継チップ」を積んだMac Proが含まれているそうだ。
これらはアップル関連情報サイト9to5Macが以前、独自の情報源に基づいて伝えた「M2 MacBook Air」や「M2 13インチMacBook Pro」などの情報等とも符合している。
新型Mac miniについてはStudio Displayのファームウェア内に言及が見つかっていたため、まもなく発売されても不思議ではない。6月のWWDC(世界開発者会議)では新型MacBook Airの発表も有力視されているが、その一方で中国のロックダウンがMacBookの生産に影響を与える懸念もあり、状況を注視していきたいところだ。