大容量のキャッシュも搭載

インテルの次世代CPU「Raptor Lake」、最大5.8GHz駆動に到達か

Image:Ralf Liebhold/Shutterstock.com

インテルは、2022年後半に出荷開始を予定する、デスクトップ向けCPUの最上位モデル「Core i9-13900K」の最大クロック周波数を大幅に引き上げるかもしれない。テクノロジー系ニュースサイトのDigital Trendsは、CPUがターボモードを備え、最大5.8GHzで駆動する可能性があると伝えた。

第13世代CoreプロセッサーのCore i9-13900Kは、第12世代のAlder Lakeの改良版となる「Raptor Lake」アーキテクチャーを採用し、Alder Lakeから2桁%のパフォーマンス向上が見込まれている。Alder Lakeと同様にハイブリッドコア構造になっており、低消費電力で効率重視の「Eコア」にはAtom系のGracemontを、パフォーマンスを重視する「Pコア」にはRaptor Coveと呼ばれるものを採用している(Alder LakeはGolden Cove)。

Raptor LakeではEコアが8から16に増え、Pコアを加えると最大で24コア32スレッドとなる。これにより、現行のフラッグシップである「Core i9-12900K」の系統がもつ16コア24スレッドよりも、処理性能が強力になると考えられる。

さらにPCハード関連ニュースサイト Wccftechによれば、複数の出所からのうわさとして、このCPUが備えるキャッシュサイズが「Game Cache」と呼ばれる仕組みの一部として、最大68MBに達すると予想されている。キャッシュサイズの大きさがゲームにおける処理に効果的なのは、インテルのライバルであるAMDが、ゲーミング性能をウリに今月発売する「Ryzen 7 5800X3D」が、合計96MBのL3キャッシュを搭載したことでも証明されている。

そしてもちろん、パフォーマンスコアのクロック周波数も処理速度の向上に対して重要であることは間違いない。Twitterでリーカーのひとりとして知られるRaichu(@OneRaichu)氏は、「Core i9-12900KS」に比べてRaptor Lakeが最大200 – 300Hz高いクロックに達するとの見解を示している。Core i9-12900KSのブースト時のクロック周波数は最大5.5GHzなので、Raptor Lake世代のフラッグシップでは最大5.8GHzに到達する可能性があるということだ。

ただ、クロック周波数の引き上げは間違いなく消費電力の増加を招いてしまう(Core i9-12900KSはブースト時最大で260Wを消費する)。Wccftechは、5.8GHzものブースト時周波数ならば、消費電力は300Wになるかもしれないと分析している。

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