手ブレ補正アクチュエーター提供のうわさ

将来のiPhone、“ペリスコープカメラ”で望遠性能大幅アップ? 韓サプライヤーに動き

Image:Apple

将来のiPhoneにペリスコープ(潜望鏡)型の望遠カメラが搭載される可能性は、数年前から噂に上り続けてきた。これまでは「アナリストがそう予測している」にすぎなかったが、ようやくアップルの部品サプライヤーが、それを裏付ける動きを見せたと伝えられている。

韓国の電子産業誌 The Elecによると、韓国のJahwa Electronicsは今週、新モデルを生産するために、1,910億ウォン(約196億円)を投じて施設を建設する計画を発表したとのことだ。同社は光学式手ぶれ補正(OIS)アクチュエーターのサプライヤーであり、現在はサムスンの「Galaxy S22」シリーズに部品を供給しているという。

さらにアップルは昨年初め、韓国にあるJahwa社のOISモジュール工場を視察したそうだ。これまでも同社は、自社専用の生産ラインを建設するように求めてきたため、Jahwaの新施設での生産も「iPhoneメーカー」(つまりアップル)のみに振り向けられる可能性が高いとThe Elecは伝えている。

また同記事では、Jahwaが来年(2023年)に新施設からアップルへOISアクチュエーターを提供開始することや、それらが「望遠カメラ用」とみられるとも述べられている。つまり、2023年発売のiPhone 15(仮)シリーズのどれかに、新たな望遠レンズが搭載されるかもしれないということだ。

TheElecは昨年、Jahwa製のOISアクチュエーターが、「折りたたみ式ズーム技術」を使ったペリスコープ型の望遠レンズシステムに繋がると指摘していた

倍率を高めようとするとレンズに厚みが必要となるが、これをレンズやミラーで光軸を横に曲げることで、スマートフォンのような薄型のデバイスでも、高倍率の光学ズームを実現できる。本技術はソニー「Xperia 1 III」やGoogle「Pixel 6 Pro」などにも採用済だ。

参考「Xperia 1 III」搭載の望遠レンズ構造(Image:Sony)

サムスン「Galaxy S22 Ultra」はペリスコープにより、最大10倍の光学ズームを可能としている。かたやiPhone 13 Proモデルでは光学3倍ズームに留まっており、倍率という数字だけを見ると、競合他社に後れを取っている。

iPhone 13シリーズもペリスコープカメラが搭載されるとの噂はあったが、いまだに実現していない。しかしiPhone 15については、アップルの未発表製品に詳しいアナリスト Ming-Chi Kuo氏が追加されると予想している。最近のスマートフォン市場は、「カメラ性能」の競走の比重が大きくなっていることから、今度こそ期待して良いのかもしれない。

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