Battlefieldにオールインの体制
EA、FPSゲーム『Battlefield』開発体制に『Need for Speed』のCriterionを追加
ゲームパブリッシャーのElectronic Arts(EA)は、この夏にゲーム事業EA Gamesからスポーツゲームを専門とするEA Sportsを独立させ、他のジャンルをEA Entertainmentとして再編成した。
EA傘下のEA Entertainment側には、人気バトルロイヤルシューティングゲーム『Apex Legends』を開発するRespawn Entertainment、『Battlefield』を手がけるDICEなど多数のゲーム開発企業がある。一方、カーアクションゲーム『Need for Speed』を手がけるCriterion GamesはEA Sports側だったが、社内の開発チームの多くを『Battlefield』に振り分け、DICE、Ripple Effect、Ridgelineといった『Battlefield』開発スタジオとともに、このFPSゲームの開発に携わることになる。
ただしCriterionは、こちらも人気タイトルである『Need for Speed』シリーズにコアスタッフを残し、開発は継続するとのこと。
Criterionは過去にも『Battlefield V』などの開発を受け持ったことがあり、今回のチーム振り分けは的外れではない。『Apex Legends』『Star Wars Jedi』『Battlefield』『Need for Speed』のチームを統括するVince Zampella氏は、「CriterionのBattlefieldでの経験、技術、魅力的な経験が、Battlefield 2042の開発に直ちにポジティブな影響を与えるだろう」と述べている。
シリーズ最新作の『Battlefield 2042』は、リリース直後からバグの指摘が相次ぎ、主な開発元のDICEがいくつかのごく基本的な問題の修正するのにも数か月の時間を擁してしまった。そのため、EAは『Titanfall』や『Medal of Honor』といったFPSゲームの開発を監督してきたZampella氏のポートフォリオに『Battlefield』を加えた。
『Battlefield』は、『EA FC』『Madden』『Apex Legends』『The Sims』などと並ぶ主要タイトルであり、EAは開発リソースを充実させて『Call of Duty』のようなライバル作と渡り合っていく計画だ。
- Source: Electronic Arts
- via: Engadget