生産工場停止の影響にも注目
iPhone 14(仮)、やはりmini廃止で14 Max追加か。金型らしき写真がネットで公開
今年秋(9 – 10月)に次期フラッグシップ「iPhone 14(仮)」シリーズが発売と予想されるなか、それらの金型であると説明される画像がオンライン上で公開されている。
中国SNSのWeiboに投稿された金型の写真は、実際の製品ではなく、おそらくサードパーティのアクセサリー企業がiPhone 14用ケースを生産するために作ったものと推測される。
事前にアップルが未発表製品の寸法を提供することはないが、なるべく発売日に間に合わせるために、それらの企業は自ら情報をかき集めてケース用の金型を作るのが恒例となっているからだ。
それでも今回の写真は、ここ数カ月のうちに届けられてきた噂話とおおむね一致しているようだ。特に各モデルのサイズについては「通常価格モデルの5.4インチminiサイズが不評だったため、6.7インチの大型モデルに置き換えられる」が通説になっているが、この新たな画像もそれに沿っているようだ。
つまり「iPhone 14シリーズの構成は、6.1インチモデルが2種類と、6.7インチモデルが2種類の合計4つ」という予想が、またしても補強されたことになる。
また金型の画像では背面カメラのバンプ(部品を収納する出っ張り)が13世代より、全般的に大きくなっているようだ。これは有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)Max Weinbach氏がTwitter上で公開した「設計図」とも符合している。
Weinbach氏の図面では、iPhone 14 Pro Max(仮)のバンプは4.17mmの厚みとなり、iPhone 13 Pro Maxよりも0.57mm大きくなるとされていた。さらにバンプの幅は現在の35.01mmから36.73mm、高さ36.24mmから38.21mmと、それぞれ約5%ずつアップとされている。
これらバンプの大型化は、背面カメラ強化の前ぶれになっているとの推測もある。アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone 14 Proモデルの広角カメラが12MPから48MPにアップグレードされるためだと説明していた。
画像には背中しか写っていないが、iPhone 14 Proモデルではノッチ(画面上部の切り欠き)が廃止され、自撮りカメラ用と顔認証用に2つのパンチホール(画面に開けた穴)が追加されると予想されている。ただし、iPhone 14の標準モデルではノッチが続投するとの見方が根強い。
特に新たな追加情報はなかったが、「アクセサリーメーカーが(推測で)金型を作っている」らしきことは、次期iPhoneが量産に向けて順調に進んでいる可能性が高いということだ。
ただし、アップル製品の生産拠点である中国では厳しいロックダウンにより工場の停止が長引いており、もしかするとiPhone 14シリーズの量産にも影響するのかもしれない。
- Source: MacRumors