今年秋の発表が見込まれる新モデル

Apple Watch SE2(仮)は心電図が測定でき、Series 8(仮)では体温測定機能が追加されるとの予想

新Apple Watchには健康関連の新機能が搭載されるかも(Image:Apple)

毎年秋は新型Apple Watchが発表される季節だが、今年は最大で3つの新モデルが投入されるとの有力な予想もある。すなわち「Apple Watch Series 8(仮)」と廉価モデルの後継「Apple Watch SE 2(仮)」、およびエクストリームスポーツ向けの頑丈モデル(「アップル版G-Shock」とも呼ばれている)の3つだ。

そのうちApple Watch Series 8とApple Watch SE2につき、2つの新たな健康関連機能が搭載されるとの予想が伝えられている。

まずApple Watch SE2については、「今年秋に発売される」ことは確実視されながらも、ハードウェアの情報がほとんどなかった。が、現行モデルの「Apple Watch SE」は、Series 6と同時にデビューしながら、Apple Watch Series 5とほぼ同じスペックを備えている。

そこから米9to5Macは、Apple Watch SE 2は(1つ前の標準モデルの)Series 7のスペックとデザインを引き継ぐ可能性があるのではないか、と推測している。アップルが「以前の標準モデルのフォームファクタを流用し、廉価モデルを出す」ことは珍しくはなく、第3世代iPhone SEもiPhone 8の多くの要素を持ち越しているため、十分にあり得ることだろう。

その一方で、9to5Macは現行のSEに欠けている要素もいくつかあると指摘している。画面周りの薄いベゼル(枠)や常時表示ディスプレイ、それに心電図アプリや血中酸素濃度センサーといったSeries 7の機能がない、ということだ。

そこからApple Watch SE 2には「心電図と血中酸素センサーが搭載される可能性がある」とのことだ。一見すれば推測の体をしているが、9to5Macはアップルの未発表製品につき独自の情報源を持っており(M2搭載Mac miniなど)、何らかの裏付けもありそうだ。

またApple Watch Series 8に関しては、米Bloomberg報道の「体温測定機能が搭載されるかもしれない」との予想を、9to5Macは「投資家向けメモ」にもそう書かれている、と述べている。米The Wall Street Journalも本機能を「女性の妊活のため」と伝えており、搭載はほぼ確実と言えそうだ。

またSeries 8に体温測定が追加されたなら、それは廉価モデルとの差別化にもなる。Apple Watch SE2で心電図アプリが使える可能性は、十分にあり得るのかもしれない。

関連キーワード: