スマホのあの機能に似ている

Windows 11、スクショからテキスト抽出が可能に。プレビュー版で提供開始

Image:Microsoft

マイクロソフトが、画面全体や一部分のスクリーンショットを取得し保存するツール「Snipping Tool」にテキスト抽出機能を追加した。またPhotosアプリには、写真の背景をぼかす機能が追加された。

これらの機能はまず、リリース前の新機能を優先的に試用できるInsider ProgramのCanaryチャネルおよびDevチャネル向けに提供が開始されている。

スクリーンショットからのテキスト抽出といえば、すでにスマートフォンでは実現されている機能であるため、さほど驚きはないかもしれない。だが、Snipping Toolのそれは、抽出するテキストからメールアドレスや電話番号といったプライバシー情報を自動的に隠す機能が追加されているのが特徴だ。また、スクリーンショットを共有する前に、隠すテキストをあらかじめ選択しておくこともできる。

このSnipping Toolのアップデートは、Phone Linkアプリにも連携できる。Androidデバイスが画像をキャプチャーした際に通知を受け、それをすぐSnipping Toolに取り込んで、テキストを抽出するといった使い方も可能だ。

一方、Windows Photosアプリでは、OneDriveの写真を対象としたコンテンツ検索、ロケーション検索、GoogleやSamsungのモーションフォトのサポートなどを含む、複数の機能が更新されたPhotosアプリを試せるようになった

この機能と似たものがOneDriveのウェブ版にもあるが、ローカルで実行できるのならそれを使いたいという人もいるだろう。さらに、Photosアプリでは写真が撮影された場所を探すロケーション検索機能も追加する。

いずれの機能も残念ながら、いまのところはInsiderユーザーに向けての提供となる。ただ、便利であることには違いないので、一般のWindowsユーザーも楽しみに待ちたいところだ。

ちなみにマイクロソフトは来週、ニューヨークでAIをフィーチャーしたイベントを開催する予定で、Windows OSだけでなく、Office、Surface、Bingなどへの新しいAI機能に関する話がある模様だ。

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