Pixel 6からグレードダウンの可能性
Googleの次期廉価スマホ「Pixel 6a」、カメラは“旧型”を採用か
Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズでは、フラグシップモデルの約半年後に発売される廉価モデル「Pixel ○a」が、コストパフォーマンスの高さから人気を集めてきた。これまで廉価モデルも、上位モデルと同じメインカメラを搭載する流れだったが、次の「Pixel 6a」では、そのカメラを搭載しないという可能性が報じられた。
昨年10月に発売された「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」では、一般的なハイエンドスマートフォンよりも大きい、1/1.31インチのイメージセンサーを使用している。廉価モデルは2019年発売の「Pixel 3a」から始まり、「Pixel 4a」「Pixel 5a(5G)」と続いてきた。いずれもプロセッサーや筐体素材はグレードダウンを行っていたものの、カメラは(Pixel 4aではカメラの数が減らされたが)上位機と同じものを踏襲していた。
米開発者向けメディアのXDA Developersによると、Pixel 6aでは、Googleの独自プロセッサー「Tensor」を継承する一方で、いくつかの機能が省略されるかもしれないとのこと。これに加えて、Pixel 6/6 Proで新搭載したカメラモード「モーションモード」をサポートしない可能性もあるという。同モードは、連写した写真と機械学習を組み合わせることで、いわゆる “流し撮り” が撮れる機能だ。
なおこの根拠となったのは、Android開発者のKuba Wojciechowsk氏が発見したコード。モーションモードについて表示するコードの部分に、Pixel 6aのコードネームと噂されている「bluejay」が、モーションモードを除外するように設定されているという。このことから、Pixel 6/6 Proと同様のカメラを使うのではなく、Pixel 3からPixel5aで使われた古いセンサーが使われる可能性があると、XDA Developersでは分析している。
Pixel 6aについては先日、米連邦通信委員会(FCC)に承認申請され通過した機器のリストに追加されたことが判明。5月中の発売がほぼ確定的となった。
- Source: XDA Developers