NameDropは懐かしの名刺交換Pokenに似ているとの声も

iOS 17、9月19日に配信開始。「スタンバイ」「NameDrop」など新機能

Image:Apple

アップルは9月13日深夜の「Wonderlust.」イベントにて、次期iOS 17を9月18日(米現地時間)から、対応する全てのiPhone向けに配信すると発表した。日本時間では9月19日となり、公式サイトでも予告されている。

iOS 17の主な新機能は、次の通りだ。

「スタンバイ」モード

充電中のiPhoneを横向きに置くと、iPhoneがあたかもスマートディスプレイのように機能するようになる。時刻や通知が大きく表示され、ライブアクティビティ(スポーツの試合や出前の注文などの状況表示)の確認やウィジェットの配置も可能だ。

iOS 17に対応した全モデルで利用可能だが、特にiPhone 14 Pro以降の常時表示対応モデルで便利に使えるだろう。それ以外のモデルでは、画面をタップするか、通知が届いたときのみ画面が一時的にオンとなるに過ぎないためだ。

インタラクティブウィジェット

ロック画面やホーム画面に置けるウィジェットがインタラクティブになり、アプリを開かなくてもスマートライトを操作したり、音楽を再生したり、リマインダーをチェック可能になった。

NameDrop

iPhoneを相手のiPhoneまたはApple Watch(要watchOS 10)に近づけると、連絡先が交換できるAirDropの新機能。AirDropと同様に、電話番号やメールアドレスなど、どの個人情報をシェアするかも選ぶことができる。

FaceTimeのビデオ/ボイス留守電

FaceTime通話をかけて相手が不在の場合は、ビデオまたは音声メッセージを残せるようになった。受信したボイスメールはロック画面上に表示されるため、すぐに応答できる。

なお、iOS 17ベータ版では、デュアルSIM対応モデルでSIM別メッセージ管理や着信音に対応していたが、正式版にも含まれているかどうかは不明である。

iOS 17に対応するiPhoneは、以下の通りとなる。iOS 16でサポートされた、iPhone 8/8 PlusやiPhone Xは対象外となった。

  • iPhone XSおよびXS Max
  • iPhone XR
  • iPhone 11
  • iPhone 11 ProおよびPro Max
  • iPhone 12と12 mini
  • iPhone 12 Pro、Pro Max
  • iPhone 13および13 mini
  • iPhone 13 ProおよびPro Max
  • iPhone 14および14 Plus
  • iPhone 14 ProおよびPro Max
  • iPhone SE(第2世代、第3世代)

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