人気が落ちているAirにテコ入れか
新型iPad Air、10月発表の可能性。年内に第7世代mini登場せず?
アップルは9月13日深夜のスペシャルイベントで「iPhone 15」シリーズや新型Apple Watchを発表後、10月に新型MacやiPadを発表することが有力視されている。ただし、イベントは開催せずにプレスリリースのみという方向である。
そうした新製品群のなかに、次世代iPad Airが含まれる可能性があると著名ジャーナリストが主張している。
米MacRumorsのポッドキャスト番組に出演したGurman氏は、アップルが13日のイベントでは新型iPadを発表せず、次世代Apple WatchとiPhoneのみに絞り込むと述べている。ここまでは、予想の範囲内だろう。
さらに、スペックを向上させた新型iPad Airが準備中であり、どうやら「まもなく登場する」とのこと。次期iPad Proは来年まで登場しないとしつつ「10月にiPadのリフレッシュがあるかもしれない」とも付け加えている。
またGurman氏は、10月にさらなるアップル製品の発表があるものの、イベントを開催するかどうかは疑わしいとの見解を再確認している。
それは、今年初めにプレスリリースと短い動画つきで発表されたM2 Pro/M2 Max搭載MacBook Proと似た形になるかもしれないという。最近のアップルによるイベントは、事前収録したプレゼンテーションを配信する形で行われており、イベント形式かプレスリリースのみかは、いつでも切り替えられるのかもしれない。
なぜ、10月の新製品発表はイベント形式にしないのか? Gurman氏は「この(iPhone 15)発表のように、人々がビデオを見ることに引きずり込めるほど十分な材料があるかどうか分からない」とコメントしている。つまり画期的な新製品や、めざましく進歩した新型チップの発表はないということだろう。
これらGurman氏の発言に先立ち、中国SNSのWeiboでは「今年はiPad Airシリーズだけがアップデートされるはずだ」との投稿があったとMacRumorsは報告している(ソースは提示せず)。
投稿した人物は「アップルの計画に関する正確な情報を公開してきた実績あるアカウント」とのこと。さらに続けて、新製品の発表は10月に行われ「今年はminiとProはない」と明言していたそうだ。
信頼性の高いリーカーShrimpApplePro氏も「もうすぐ、少なくとも1つの新型iPadがやって来る」と述べていたことがある。ただし、「おそらくmini」とのことだった。
米市場調査会社CIRPのデータによれば、2022年から2023年にかけて、iPad miniは9%から16%へとシェアを伸ばしているのに対して、iPad Airは24%から19%に低下している。アップルも順調なminiを後回しにして、まずAirにテコ入れするのかもしれない。
- Source: MacRumors(1) (2)