コラボレーションツールがさらに進化

Slack、会話の要点を簡潔にまとめる「Slack AI」をこの冬テスト開始へ

Image:Slack

業務用チャットツールSlackを運営するSalesforceが、生成AIによって簡単にチャットの要点をまとめる新機能「Slack AI」を発表、この冬にパイロット版を提供開始すると述べた。Slackは今年春頃、ChatGPTを初めとする生成AIとの連携を強化する作業を進めていることを明らかにしていた

Slack AI機能は、チャンネルごとの重要な話題をまとめるだけでなく、ワンクリックで会話スレッドの要約を生成することもでき、チャット全体ではなく特定の話題の要点のみを把握したい場合にも最適だという。この要約にはハイライトだけでなく、会話のなかで挙がった懸案事項やコメント、提案に対してユーザーが対応すべきことなどがリスト表示される。

また、Slack内の検索機能もAIで強化される。現在の検索ではキーワードに関連するメッセージ、ファイル、チャンネルだけが返されるのに対し、Slack AIはこれらの情報を要約・整理して回答するようになるとのことだ。

Slackは現在、ビジネス向けのアプリのデザインのリニューアルを展開しており、作業に集中しやすいよう改善を図っている。DMの専用タブにはプライベートチャットが一覧表示され、メッセージをいちいちクリックせずとも最新のメッセージをプレビューできる。また未読メッセージだけを表示するオプションも用意されている。

Salresforceは9月12~14日にかけて「Dreamforce」と題するイベントを開催予定で、Slacl AIや新製品に関する詳細をアナウンスする予定だ

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