見やすくなった?
Googleマップ、Appleマップに近い新配色をテスト中
Googleマップは、デフォルトのマップにおける新しいカラースキームをテストしている模様だ。9to5Googleが最初に報じたこの新しい配色は、従来のGoogleマップよりもアップルの「マップ」アプリの色合いに近くなっている。
新しい配色で特に目立つ変更点としては、従来は白に近い色で記されていた道路がグレーで塗られていることが挙げられる。グレーは道路のアスファルトを想像させるため、この変更は理にかなっていると言えるかもしれない。9to5Googleによるスクリーンショットの比較では、新しい配色のほうが細かい道路まで視認しやすくなっていると感じられる。
高速道路は従来黄色だったが、新カラースキームでは一般道よりもさらに濃いグレーに変わっている。また、道路以外のほとんどの部分も、色が細かく調整されており、海の青や森林の緑はより濃く表現されてメリハリが出ている。
カラー変更はナビゲーションモードでも実施されており、やはり道路がグレー表示になったほか、画面上部に表示される次の右左折ポイントの背景や、マップ上の経路の色が従来より濃くなって視認性が高められている。
新しい配色はまだ一部でのテストに留まっており、すべてのユーザーが手もとの環境で新しい色合いになっているわけではない。また、色が変わった環境でも、ダークモード表示については、まだ配色に変更はない模様だ。
なお、テストで試している配色が、今後すべての環境に展開・適用されるかはわからない。ただし、これまでもGoogleは2020年に、またその前は2017年に、Googleマップのカラースキームを調整しており、そろそろリデザインが行われてもおかしくない時期に差し掛かっていることは間違いなさそうだ。
- Source: 9to5Google
- via: Ars Technica