“アクションボタン”確認できず

iPhone…ではない? 謎の「IP 15 Pro Max」用ケース、ドイツ・IFAで発見。「15 Plus」用の保護フィルムも

Gadget Gate

ドイツ・ベルリンで9月1日(現地時間)から行われている、世界最大級のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA2023」。このなかで実施される、OEMやサプライヤーなどが集う「IFA Global Markets」というエリアが9月3日(現地時間)からオープンになった。

さっそく足を運んでみたところ、中国・深センのとある企業のブースにおいて、「IP 15 Pro Max」と書かれているケースを発見。念のため担当者に聞いてみても、やはり「15」であるという。だが「IP」なので「iPhone」ではない、ということなのかもしれない。

アップルは9月13日午後2時(日本時間)からスペシャルイベントを開催すると発表しており、ここでiPhone 15シリーズ(仮)を発表すると見られている。大きなトピックとしては、全モデルでUSB-Cの採用、iPhone 15および15 PlusはDynamic Islandの採用、そしてProモデルでは側面のミュートスイッチが “アクションボタン” に変更されることなどが噂されている。

ここで、IFA会場で見つけたケースに話を戻すと、左側面には従来のミュートスイッチ用の窓が空いており、アクションボタン用の設計は施されていない。またケースからは判断しにくい部分ではあるが、USB-C採用が噂される端子部についても、特にサイズは従来どおりのようだ。

また、iPhone 15シリーズでは、最上位のPro Maxがペリスコープ望遠レンズを搭載し、光学高倍率ズームが可能になると言われている。このためにカメラ部分が大きくなるという噂もあるが、今回見つけた「IP 15 Pro Max」用のケースでは、横に並べた「14 Pro Max 6.7」と特に違いがないように見える。

その後会場を散策してみたところ、同じく新型iPhoneを示すと思われるフィルムを見つけた。「15 Pro」および「15 Plus」のものがあり、中国・広州のある企業のブースに展示されていた。ただフィルムからは、「15 Plus」がDynamic Islandを想定して作られたものかわからない。一方で、iPhone 15 Proはベゼルが薄くなるとも噂されているが、フィルムを見る限りでは「15 Pro」は「14 Pro」と同じように見える。

残念ながら今回見つけたケースとフィルムからは、新型iPhoneの姿をうかがい知ることは厳しそうだ。だが、発表まであと2週間を切っており、そう遠くないうちに答え合わせができるはず。正式発表を楽しみに待ちたい。

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