AirPods全モデルか、AirPods Pro(第2世代)だけなのか

アップル、USB-C対応AirPodsを新iPhoneと同時に発表か

Image:photoschmidt/Shutterstock.com

アップルは9月13日午前2時~(日本時間)にスペシャルイベントを開催し、「iPhone 15」シリーズおよび「Apple Watch Series 9」を発表する見通しだ。

しかし、アップルが準備している新製品はこれだけではなさそうだ。イベントの場ではUSB-C対応の新型AirPodsも登場すると、著名ジャーナリストが主張している。

アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、上記イベントに言及。さらに「新型iPhoneに合わせて、アップルはUSB-C充電ポートを含むアップデートされたAirPodsをイベントで発表するだろう」と述べている。

ただしGurman氏は、どのAirPodsがUSB-Cに移行するかを明らかにしていない。現在のラインアップはAirPods(第2世代)、AirPods(第3世代)、AirPods Pro(第2世代)およびAirPods Maxの全4モデルだ。

まもなくAirPodsの充電ケースがUSB-C対応となることは、複数の識者が予想していたことだ。Gurman氏も昨年10月、アップルがEUの規制に対応すべく、AirPodsは3モデル(Maxを除く)とも2024年までにUSB-Cに移行すると予想していた

また著名アナリストMing-Chi Kuo氏も、AirPods Pro(第2世代)のUSB-Cバージョン(USB-C充電ケース同梱版)が2023年後半に大量出荷される可能性が高いと述べていた。もっとも、AirPods(第2世代および第3世代)のUSB-C版は予定されていないとも付け加えている。

今回Gurman氏が「新型iPhoneと同時発表」を強調しているのは、アップルがイベント当日にiPhone 15シリーズでのUSB-C採用に重点を置き、「USB-Cケーブル1本あればiPhoneもAirPodsも充電できる」とアピールすることを示唆しているのかもしれない。

iPhoneは本体そのものの仕様を変えるほかUSB-Cに対応する方法はなく、その難しさは在野のエンジニアが立証してきたとおりだ。しかしAirPodsの場合は、イヤホン本体は現状のままで充電ケースを置き換えるだけで良く、ハードルは低そうではある。

ほか、Mac用のアップル純正アクセサリーも、Mac本体のメジャーアップデートに合わせてUSB-Cに移行するとの予想もある。Lightningケーブルも過去のものとなりそうだが、今後アップルがUSB-CにもMFi(Made for iPhone)規格、つまりライセンス料ビジネスを持ち込むかどうかが注目されそうだ。

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