この前はフォードF-150に偽装していました

テスラ、Cybertruckをトヨタ・タンドラ風に偽装してテスト走行するもバレバレ

Image:ModelAZ, Cyber​​truck Owners Club

テスラはポリゴン風の形状をしたピックアップトラック型EV「Cybertruck」を、今年後半より納入開始予定だ。しかし最近、なぜかこの斬新なトラックを、ライバル車に偽装ラッピングしたテストカーらしき車体がみつかっている。

最初に報告されたのは1か月ほど前。このときはCybertruckを無理やりフォードF-150に見えるようにしたCybertruckが、キャリアカーに乗せられた状態で発見された。その後しばらく経った頃、同じ車体がカリフォルニア州の公道で走行しているのが目撃された。この偽装された電動ピックアップトラックは、おそらく開発の最終段階におけるテスト走行や一連の検証プログラムを消化するために、路上に出ていたと推測されている。

そして、偽装されたCybertruckの最新の目撃情報が、先週土曜日にウェブサイト「Cybertruck Owners Club」に報告された。今回はF-150ではなく、どうやらトヨタが北米で販売しているフルサイズピックアップトラックの「タンドラ」をモチーフにしたラッピングのようだ。だが、やはりその車体の特異なシルエットはCybertruckでしかなく、とても本気でカモフラージュする気があるようには思えない。

Cybertruckは、その表面がステンレススチールの地肌むき出しの格好で発売される予定だ。そのため購入者はカラーを変更できず、ラッピングがその唯一の方法になるだろう。一連のラッピング仕様の目撃例は、その唯一の方法をテスラが公式で提供するためにテストしているのではないかとも、一部では考えられている様子だ。

ちなみに、テスラはCybertruckの量産バージョンを9月末に予定するイベントで発表する予定になっている。

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