新型Magic Keyboardが同時発売との話

次期iPad Proは「ノートPCに近づく」との噂。発売は2024年春〜初夏か

Image:Fadhli Adnan/Shutterstock.com

ここ数年のiPadOSアップデートにより、iPadはノートPC的な機能が追加されたものの、さほど好評とは言えない。昨年のiPadOS 16で追加されたステージマネージャでは複数のウィンドウを扱えるようになったが、サイズと配置の制約がきつく、今では使わなくなったとの声もある。

そんななか、次期iPad Proと同時に新型Magic Keyboardも登場し、よりノートPCに近づくと著名ジャーナリストが主張している。

アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者によれば、次期iPad Proは「2018年以来のメジャーアップデートになる」とのこと。ここ数年のProモデルは新型チップやカメラ、ディスプレイ技術やセンサーで強化されているが、より根本的な変更はなかった。

次期iPad Proの開発コード名はJ718、J720、J721。これらは次世代「M3」チップに移行し、iPadとして有機ELディスプレイを初搭載。その画面サイズは11インチと13インチであり、大きい方のモデルは12.9インチから大型化するとのこと。こうした見通しは、Gurman氏が早くから主張していたことだ。

今回の追加情報は、新型iPad Proと同時に「刷新されたMagic Keyboard」も登場するということだ。この新型アクセサリーは「iPad Proの見かけをノートPCに近づけ、より大きなトラックパッドを追加する」とのこと。

これは「2020年に登場した現行のMagic Keyboardに対する不満に対応するもの」だという。現行モデルはiPad Pro本体を宙に浮かせるデザインやバックライト付きキーボード、それにトラックパッドを備えているが、ノートPCと同等の操作性を実現したわけではなかった。

抜本的なアップデートの背景には、iPadラインナップの販売不振があるようだ。今月発表された2023年第3四半期決算では、iPhoneの売上高は前年同比2%減、Macは7%減だったのに対して、iPadは20%も落ち込んでいた。

この新モデルはiPadの売上げを押し上げるだろうが、しばらくはそうならないとGurman氏は言う。なぜなら、来月のiPhoneとApple Watchを主軸とした大規模イベントには登場せず、おそらく発売は「(来年の)春か初夏になるだろう」とのこと。

その一方で「それまでに同社の他のタブレットがマイナーアップデートされること以外は予想していない」とも付け加えている。つまり、無印iPadやiPad Air、iPad miniのプロセッサーだけ更新したモデルの登場はあり得るということだろう。

iPad ProがノートPC並に使いやすくなるのは歓迎されるとして、ネックとなるのは価格だろう。まず有機ELディスプレイ採用により、MacBook Proより高くなる可能性が報じられていた

また現行のMagic Keyboardも、発売当時は3万円を超える価格が好評だったとは言いがたかった(その後、円安により値上げされている)。それにMacBook Proと価格も機能も近づけば、どうやって共食いを避けて棲み分けるのかも興味深いところだ。

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