ホテルに置き忘れられたProに続き

「Meta Quest 3」開封動画が公開。9月末のイベント前にリーク

Image:Meta/YouTube

すでにMetaは次世代VR/MR(複合現実)ヘッドセット「Meta Quest 3」を正式発表しており、日本を含む全世界で今年秋に発売と予告済みである。とはいえ、具体的な発売日などは9月27日(米現地時間)の年次イベント「Meta Connect」以降に明かされる見通しだ。

まだ発売までには日にちがあるはずだが、なぜかMeta Quest 3の「開封動画」が公開されている。

元TwitterのX上に投稿された動画では、デバイスは茶色の箱に入っており、箱には製品名「Meta Quest 3」の印字も確認できる。その中味はヘッドセット本体と2つのTouch Plusコントローラーであり、6月に公開されたものとそっくり同じだ。ヘッドセットには、簡易マニュアルの紙も付けられているようだ。

この時点でMeta Quest 3が最終的なパッケージまで用意していたとしても、特に意外なことではない。今月初め、それらしき製品が米FCC(連邦通信委員会)に登録されていたからだ。

VR情報に詳しいUploadVRは、FCC登録に添付されていた画像に「左のストラップ」に貼るラベルがあると指摘。また申請書類からは、Wi-Fi 6Eをサポートすること(現行のMeta Quest 2はWi-Fi 6)も明らかになっている。

Image:Meta/FCC

そして新型コントローラーTouch Plusも、それとは別にFCC認証を取得済みだ。そのラベル画像から、前モデルと同じく単三電池各1本(左右それぞれ)使うことが判明している。

Metaのヘッドセット製品は、正式発売前に実物がリークされることが珍しくない。昨年9月にもMeta Quest Proが、正式発表される前にホテルの部屋に置き忘れられていた。ハイテク大手としては、Google社員もPixel Watch試作機をレストランに放置していたことがあり、アップルのように秘密主義を貫徹する方が例外なのかもしれない。

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