右側にあるサイドボタンと被る気も

「iPhone 15 Pro」にアクションボタン搭載の可能性高まる。iOS 17ベータに手がかり

Image:nikkimeel/Shutterstock.com

アップルが来月(9月)に「iPhone 15」シリーズを発表する見通しだが、Proモデルは従来のサイレントスイッチを「アクションボタン」に置き換えると予想されている。これまでスイッチをスライドさせていたものが、「押し込む」ボタンになるというわけだ。

すでにiOS 17ベータ版からかなりの情報が得られているが、この変更が実現することを示す、さらなる手がかりが発見された。

米9to5Macによれば、最新のiOS 17ベータ7には、消音モードを有効または無効にするときの新たな触覚フィードバック(小さな振動)機能が追加されているという。この新たなパターンは、ユーザーがモードを切り替えたとき、iPhone本体を大きく振動させるそうだ。

これまでのiOSでは、iPhoneを消音モードにしたとき(サイレントスイッチをオンにしたとき)触覚フィードバックがあるだけで、無効にしたときには何もなかった。どのiPhoneも消音モードを有効にすると振動を返すが、通常モードに戻すときに触覚フィードバックは使われていない。

実際に9to5Macは、(iOS 17ベータのコードで確認しただけではなく)消音モードを解除したときの触覚フィードバックを再現できたという。

iPhone 14シリーズまでのサイレントスイッチなら、正面に向かって奥側にスイッチが動かされていれば消音モード、手前側ならオフになっていると確認しやすい。しかしスイッチ式からボタンに置き換われば、どちらか分かりづらくなるだろう。

触覚フィードバックは、オンとオフとで振動の仕方を変えることで、iPhoneがどちらのモードにあるかの確認を助けるはずだ。逆にいえば、そうした機能が追加された事実は、今後のiPhoneに新たなアクションボタンが存在するとの信ぴょう性を高めるものだろう。

これに先立ち米MacRumorsは、アクションボタンに9つの異なる機能が割り付けられる手がかりを発見していた。たとえばユーザーが自作したショートカットを呼び出したり、1回押すだけでカメラアプリを起動したり、ボイスメモの録音開始や停止が出来るというぐあいだ。

このアクションボタンは、次期廉価モデル「iPhone SE4」にも搭載されるとのリーカー情報もあった。さほどコスト増になるとも思えず、しかも旧型iPhoneとも差別化しやすいため、今後は全モデルに採用が広がるのかもしれない。

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