Thunderbolt対応ケーブルなら価格への上乗せが心配

iPhone 15シリーズ、本体色と合わせたUSB-Cケーブル同梱か

Image:Kosutami/X

次期「iPhone 15」シリーズは全モデルとも、従来のLightning端子からUSB-Cポートに移行することが確実視されている。それを裏付けるようにUSB-Cコネクタ部品と称する写真がリークされ、Thunderbolt接続に必須のリタイマーチップらしきものや、MFi(Made for iPhone)認証済製品以外のアクセサリーを機能制限する可能性ある「3LD3」チップが確認されていた。

それに続き、iPhone 15全4モデルとも、本体色と合わせたカラーの編組(最外層に銅線や線維を網状に編んだものを被せる)USB-C to USB-Cケーブルが付属する可能性があると報じられている。

まず先週末、信頼性の高いリーカーMajin Bu氏はX(Twitter)上で「iPhone 15用のUSB-Cケーブルと思われる写真」を紹介。そしてネット上で見つけたとしつつ「情報元を追跡できないため、本当かどうか確信が持てない」との但し書きを付けていた。

その後、アップル製品の試作品コレクターKosutami氏は米Macrumorsに対して、カラーマッチ(本体色と合わせた)編組USB-CケーブルのDVT(設計検証テスト)サンプルを見たと断言したとのこと。これらは、iPhone 15とiPhone 15 Plusに同梱される可能性が高いと述べたという。

Kosutami氏は、少なくとも白、黒、黄色、紫、オレンジのカラーバリエーションを予想している。この内オレンジは、おそらくiPhone XRのコーラルのようなピンクに近い色合いになるとのこと。

これらケーブルの色はそれぞれ、iPhone 15本体色と対応しているようだ。今年2月には、iPhone 15標準モデルにはピンクとライトブルーがあると噂されていたが、それ以外はどのような色展開になるのかは不明である。

またMacRumors独自の情報筋によれば、「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」にも本体色と合わせた編組USB-C to USB-Cケーブルが付属する見通しとのことだ。

これまでiPhone全モデルには、本体色と関係なく白いケーブルが付属していた。その一方、ほとんどのアップル製品は編組ケーブルに移行済みだ。たとえばMacBook AirとMacBook ProのMagSafe 3対応モデルは、すべて本体色と合わせた編組ケーブルが同梱されている。

iPhone 15標準モデル/Proモデルそれぞれに、本体の仕様に最適なケーブルが同梱されるならば、高速データ転送や高速充電に対応したMFi認証済ケーブルを別に買う必要はないのかもしれない。とはいえ、一般的にThunderbolt対応ケーブルは高価になる傾向があり、それが本体価格に上乗せされないかは気がかりではある。

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