画像ファイルはサーバーに残っている模様
X(Twitter)で2014年以前の画像が閲覧不能に。短縮URLのバグか
元TwitterことXにて、2014年12月以前に投稿された古い投稿につき、添付された画像が正常に表示されない問題が起こっている。これは画像データそのものが紛失したわけではなく、Twitterのシステムによる短縮リンク(http://t.co/~)が正常にリダイレクトされないバグの可能性が伝えられている。
この問題がいつ始まったのかは不明だが、先週末にトム・コーツ氏が取り上げたことで、急激に注目を集めることになった。なお、その数日前にもブラジルのVTuberである@DaniloTakagi氏が指摘していた。
なおコーツ氏は「Twitterは現在、2014年以前に投稿されたメディアをすべて削除している」と主張したが、それは事実誤認だとコミュニティノートが指摘している。
たとえば2014年のアカデミー賞授賞式で、司会のエレン・デジェネレス氏がセレブ達に囲まれた写真の投稿は「過去最高のRT数」として話題となったが、一時は全世界で画像が表示されなくなった。しかし、短縮前のURLを入力すれば表示されるため、元のファイルはサーバー上で健在というわけだ。
この画像は元の投稿で再び表示されるようになったとの報告もあるが、全てのユーザーがそうとは限らないようだ。手元の環境でも、短縮リンクのままで、画像は表示されていないままだ。
今回の件につき、Xオーナーのイーロン・マスク氏やリンダ・ヤッカリーノCEOからの公式コメントはまだ確認されていない。
先日もXは、一部メディアや競合他社へのリンクにつき、短縮URLから本来のアドレスへの転送を意図的に遅らせている可能性が浮上していた。さすがに有名な画像をリンク切れとすることは意図的とは考えにくく、大量の従業員削減に伴うメンテナンス不調か、システムのバグによるものかもしれない。
- Source: Tom Coates(X)
- via: The Verge