本体デザインの変わらなさをバンドでカバー?

Apple Watchの“織物+マグネット”新型バンド、「Series 9」と同時発表か

Image:DedMityay/Shutterstock.com

アップルは来月9月、「iPhone 15」シリーズと同時に「Apple Watch Series 9」および「Apple Watch Ultra 2」を発表すると見られている。4年ぶりに搭載チップのCPUが更新されるものの、その他のデザインや機能に変更はないとの予想が有力である。

その一方で、新種のバンドが一緒に発表されるとリーカーが主張している。

リーカーのKosutami氏は「今年後半に新しい時計(新型Apple Watch)と一緒に、織物素材と磁気バックルを使った新しいWatchバンドを発表する」と述べている。

これら新バンドは「モダンバックルレザーバンド」に似ているかもしれないという。このバンドは初代Apple Watchと同時に登場し、現在も41mmケース用(38mm、40mm、41mmに使用可能)が販売中だ。1つのバックルに見える部分は、実は2つの部分からなるマグネット式のバックルになっており、簡単に留めることができる。

また、Apple Watch Series 2/Series 3の時代には、編み込みナイロン素材の「ウーブンナイロン」バンドが販売された。本製品が2018年に販売終了して以来、アップルの織物素材バンドはブレイデッドソロループ等に限られている。

アップルは昨年秋、Apple Watch Series Ultraと共に3つの新バンド「アルパインループ」「トレイルループ」「オーシャンバンド」を投入している。それ以前の最新バンドは、ソロループ(ブレイデッドソロループ含む)だった。

Kosutami氏が合わせて投稿したコンセプト画像を見るかぎり、新バンドはソロループとモダンバックルを合体させたような印象がある。現在のソロループは事前に手首のサイズを測っておく必要があるが、新バンドはマグネット式バックルにより後から調整できるのかもしれない。

Apple Watch Series 9はプロセッサーが数年ぶりに更新されつつも、他の部分はApple Watch Series 8とほぼ同じだと噂されている。またケース素材も前モデルと同じで、本体色にピンクが追加される程度だという。

だとすれば、新たなバンドの投入は、販売戦略的にも理に適っている。あたかもデザインが一新されたような印象を醸し出すため、アップルの広報も本体色ピンク+モダンバックルバンドを前面に押し出す可能性がありそうだ。

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