カートリッジは現行のものを採用との予想

「Nintendo Switch Pro」年内に発表か

Image:George W. Bailey/Shutterstock.com

すでにNintendo Switch(以下、Switch)も発売から6年目を迎えており、次世代ゲーム機「Nintendo Switch Pro」(以下、Switch Pro)の噂が何度も囁かれている。任天堂はそのたびに公式に否定しているが、新たに「年内に後継モデルが発表される」との予想が伝えられている。

TwitterユーザーのPixelpar氏は今回、Switchの新モデルが今年中に発表されるかもしれないと述べている。新モデルは現行のカートリッジに対応し、同じブランドとフォームファクターを維持しつつ、より優れたパフォーマンスを実現するとのことだ。

このPixelpar氏は、過去にもSwitch用の公式ケースを正確にリークした実績がある。また『Nintendo Switch(有機ELモデル) スプラトゥーン3 エディション』を事前に当てたリーカーも、Switch Proが今年9月に発表されるとほのめかしている

Switch Proの噂話は、2021年初めにまでさかのぼる。海外ゲームフォーラムResetEraでは、プロセッサとして「Mariko」(現行のTegra X1と同じコード名だが、後継SoCと推測)を搭載し、ハンドヘルドモード/ドッキングモードにも対応。さらに有機EL画面を実装し、ドックに挿したときだけ4K解像度がサポートされるとの噂が報じられていた

さらにその際、大手メディアBloombergが2021年9~10月に「新型Switch」が発売されると報道。その後、実際に新型が発売されはしたが、有機ELディスプレイや新型ドックの他にハードウェアの進化がない有機ELモデルという結末だった。その前に同誌は「4K対応の可能性を含む新型Switch」に触れていたことから、予想は外されたと言っていい。

とはいえ、任天堂の古川社長も質疑応答で「将来、新しいハードウェアを発売するときにスムーズな世代交代」ができるかどうかが課題だとして、次世代モデルに言及し始めている。

あらゆるゲーム機には(メーカーが撤退しない限り)次世代ハードが用意されるのは当然のことだ。問題は「いつ発売されるか」という点だが、すでに6年前のSoCではPlayStation 5やXbox Series X|Sと同じAAAタイトルを移植することも厳しくなっている。そろそろ、サードパーティのパブリッシャーからも世代交代が望まれていそうだ。

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