Watch6 Classicは回転ベゼル復活

サムスン、睡眠分析強化のスマートウォッチ「Galaxy Watch6シリーズ」海外発表

編集部:平山洸太

Image:Samsung

サムスン電子は、スマートウォッチ「Galaxy Watch6」および「Galaxy Watch6 Classic」を海外発表した。一部の国において7月26日から予約開始、8月11日から一般販売を行うとしている。

Galaxy Watch6シリーズは、「日常生活と夜間の健康習慣の向上」を目的に設計したというスマートウォッチ。基本的なスペックは2モデルで同様だが、Watch6 Classicにはクラシカルなデザインが採用され、さらに回転ベゼルを搭載する。Watch6には44mm(グラファイト/シルバー)と40mm(グラファイトとゴールド)、Watch6 Classicには43mmと47mm(両サイズともブラック/シルバー)をラインナップ。

Watch6 Classicは回転ベゼルを搭載(Image:Samsung)

ディスプレイは前モデルから約20%大型化しており、より多くのテキスト表示が可能となった。さらにピーク輝度2,000nitsに対応し、Always On Displayの輝度調整機能を組み合わせることで、明るい日差しの下でも情報を確認できるとのこと。プロセッサーには「Exynos W930 Dual-Core 1.4GHz」、メモリは2GB、ストレージは16GBを備える。

デザインでは、Watch6のベゼルは30%、Watch6 Classicの回転ベゼルは約15%薄くなっている。また新たなウォッチフェイスを追加したほか、ユーザーがウォッチバンドを簡単に付け替えられるワンクリックバンドも導入した。その組み合わせは704以上となり、ユーザーは自分にぴったりの時計をデザインできるとのこと。たとえば軽量のファブリックバンドと睡眠コーチング・ウォッチフェイスの組み合わせは、快適な睡眠をサポートするという。

Image:Samsung

また、最新の睡眠測定機能やウェルネス機能を搭載するとアピール。睡眠については、総睡眠時間、睡眠サイクル、覚醒時間、身体的・精神的な回復時間など、ユーザーは睡眠スコアファクターの分析により理解できる。さらに、全米睡眠財団と共同開発したスリープ・メッセージ機能では、睡眠の健康状態に関する詳細なフィードバックを毎朝提供する。

よりパーソナライズされたフィットネス機能により、ユーザーのモチベーション維持を追求。骨格筋や基礎代謝量、体内水分量、体脂肪率などを測定できる体組成測定機能を活用することで、個人に合わせたアプローチを提供するという。また心拍ゾーン機能では、個人の身体能力を分析し、私的なランニングレベルを5段階で定義することも可能。100種類以上の既存のワークアウト・トラッカーに加えて、ユーザーの走りを記録するトラック・ランにも新たに対応する。

ウェルネス機能では、血圧と心電図のモニタリングだけでなく、不規則な心拍リズムの通知機能を新搭載。心房細動(AFib)を示唆するリズムを睡眠中も含めてバックグラウンドで常時チェックできる。また皮膚温度もサポートし、月経周期管理を含むさまざまな分析が可能。ほか、就寝時のベッドからの転倒も感知する、転倒簿検知機能も備える。

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Watch6の外形寸法/質量は、44mmモデルが約42.8×44.4×9.0mm/約33.3g、40mmモデルが約38.8×40.4×9.0mm/約28.7g。また、Watch6 Classicは47mmモデルが約46.5×46.5×10.9mm/約59.0g、43mmモデルが42.5×42.5×10.9mm/約52.0gとなる。バッテリー容量は44mm/47mmのモデルが425mAh、40mm/43mmのモデルが300mAh。急速充電に対応し、約8分の充電を行うことで、追加で約8時間利用できるとしている。

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