東京でも登録可能

虹彩認証を利用する暗号通貨「Worldcoin」、OpenAIのサム・アルトマン氏らがリリース

Image:Worldcoin

OpenAIのサム・アルトマン氏らが手掛ける分散型オープンソース・プロトコル「Worldcoin」が7月24日(現地時間)、正式にリリースされた。

Worldcoinは、World IDと呼ぶデジタルIDで実在の個人を認証し、人間だけが受け取れるデジタル通貨Worldcoin token(WLD)で構成される。World IDを発行する際には、「Orb」という球体の虹彩認証機器で虹彩を読み取る必要がある。これにより、ユーザーがBotやAIではなく実在する人間であることを証明できるとしている。なお、Orbは各国に配置されており、日本でも東京の数か所で利用可能だ。

すでにベータ版として提供されており、過去6か月で200万人がサインアップを完了している。また、今夏に世界の35以上の都市で利用できるOrbの数を1500個に増やすとのことだ。

Wordcoinのサム・アルトマン氏と共同創設者のアレックス・ブラニア氏は「成功すれば、経済的な機会を飛躍的に拡大し、プライバシーを守りながらオンライン上で人間とAIを区別するための信頼できるソリューションを拡大し、グローバルな民主的プロセスを可能にし、最終的にはAIが資金を提供するUBI(ユニバーサル・ベーシックインカム)への潜在的な道を示すことができると信じている」と述べている。

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