会社で寝泊まりするんじゃないの

マスク氏の「ガラス張り私邸」、会社資金流用の疑いでテスラが調査

Image:mundissima/Shutterstock.com

テスラは、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が私邸を建設するために不正に会社資金を流用した可能性があるとして、内密に調査を実施しているようだ。

Wall Street Journalの情報筋によると、テスラでは「Project 42」と呼ばれる取り組みが行われており、そこには数百万ドル相当の特殊なガラス材料の購入が含まれ、社内でも話題になったという。またこの取り組みに関連して、マスク氏やその他の幹部らと関わりの深い有限責任企業が、付近一帯の土地を大量に購入したとされている。

プロジェクトに関連して建設される建物のコンセプトには、ねじれた六角形、またはNY五番街のApple Storeの立方体のような、ガラスを大胆にあしらったデザインが取り込まれつつも、寝室やバスルーム、キッチンを備えた私的空間のような建物だと言われている。

ただし、テスラが行った調査の結果は明らかではない。テスラは数年前に広報部門を解散しており、実質的にマスク氏がテスラに関する一方的な情報を発信する窓口になっている。

テスラはマスク氏の企業の中では、比較的厳格な運営をしていると言われている。たとえばCEOなどの重役が重大な利害関係をもつ事柄に対し、12万ドル以上を越える経費を投じる場合は、取締役会の監査を受けることを義務付けているという。

ただしマスク氏は、これまでも法的にグレーな領域での大胆な行動で知られており、テスラの財務情報に関するツイートで米証券取引委員会から厳しく追及されたりもしているが、経営に打撃となるほどのダメージを受けてはいない。

また、タイで発生した少年サッカーチームの遭難事故に対し、頼まれてもいないのに独自の救出用潜水艇を持ち込んだ際には、救出チームの一人だったヴァーノン・アンスワース氏に対し暴言を吐き、名誉毀損訴訟にもなった。しかしこれも大した結果にはならず、マスク氏の勝訴に終わっている。

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