実際に動きます

初代ゲームボーイを横型の「ワイドボーイ」に改造した猛者現る

Image:Obirux

ゲーム機や携帯機の改造を手がけるObirux氏は、初代ゲームボーイのデザイン的特徴を残しつつ、セガのゲームギアやGBA、そしてNintendo Switchなど現代の携帯ゲーム機にも似たオリジナルのゲームボーイを完成させた。

もしも任天堂が初代ゲームボーイを発売した当時、ゲームボーイアドバンス(GBA)のような横持ちの製品を作っていたらどうなっていたのか−−。その「ワイドボーイ」ともいうべきゲーム機を実際に完成させた改造マニアが、全世界に向けて成果を披露している。

この作品はDMG-0B「プロトタイプ」と名付けられているが、これは初代ゲームボーイの型番「DMG-01」へのオマージュだそうだ。この改造のためには、2つのオリジナルのゲームボーイの外殻と余分なプラスチックやパッド、塗料、染料を使う必要があったという。

そして画面は、元々のものと前面PCBボードが取り外され、バックライト付きで画像が鮮明なIPS液晶キット(海外ストアで一般販売されている)へと取り替えられている。これによりドットがぼやけ、薄暗くて見えにくかった欠点が補われることになった。また液晶の色味も変えることができ、初代の緑がかった色を含むセミカラー(白黒のうち白の色調を変更)も実現している。

そのほか、バッテリーも現代の製品を使っているため、乾電池を入れる必要もなく、省スペース化を実現(ちなみにゲームギアが巨大化した一因は、筐体の両側に単三電池6本を収納したことだ)。ほかにも、操作ボタンや電源スイッチ、ヘッドホン端子等はオリジナルから引き継がれているため、あたかも任天堂が本当に開発しながら封印した試作品のように見える。

Obirux氏は自らを「独特なプレイアブル作品を作るアーティスト」と称し、ロンドンで建設業に従事しているそうだ。手がけた改造ゲーム機は、今回の横型ゲームボーイを含めてサイト上で販売されているが、ほとんど「売り切れ」になっている。

残念ながら改造キットを販売する予定はないとされ、横型ゲームボーイをたやすく入手する方法もなさそうだ。もしも改造するプロセスが詳しく公開されたなら、工作スキルさえあれば自力でもできそうだが、それでも「貴重な初代ゲームボーイを2台も犠牲にする」ハードルは高いかもしれない。

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