2016年以前のユーザーが対象
Spotify、App Store経由で支払いのPremiumユーザーを無料アカウントに切替えへ
音楽ストリーミングサービスのSpotifyは、アップルのApp Store決済を利用してPremium料金を支払っているユーザーに対し、現在の請求サイクルの終わりをもってアカウントが自動的に広告付きの無料アカウントに切り替えられるとメールで通知している。
通知の対象となっているのは、2016年以前にApp Store経由でPremiumプランを登録した、比較的古参のユーザー層だ。自動的に無料アカウントに切り替えられた後も、Premiumプランを継続したい場合には、Spotifyのウェブなどから支払い登録をする必要がある。
ユーザーの立場からすれば、再登録の手続きは面倒だが、毎月App Store使用手数料として通常のPremium料金に3ドルを上乗せして支払っていたのを正規料金に引き下げるための手間だと思って、対応するのが良さそうだ。なお、新規の支払いにはクレジットカードまたはPayPalが利用できるとのこと。
ちなみに、少し前のデータになるが、2019年にアップルが欧州委員会に提出した書類には、アップルがApp Store経由のSpotify Premium料金の支払いから15%の手数料を徴収していることが明らかになっている。当時の対象人数は、Spotify全1億人のPremiumユーザーのうち、68万人に登るという。