HDMI 2.1およびVRR対応テレビが必須

PS5が「可変フレームレート」を今週のアップデートで導入。グラフィックがさらに向上

PS5がVRRに対応(Image:SIE)

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、今週配布予定のシステムアップデートで可変リフレッシュレート(Variable Rifresh Rate:VRR)機能を導入すると発表した。

同機能の導入により、HDMI 2.1およびVRR対応のテレビもしくはPCモニターを使用している場合、より滑らかな動きや鮮明な画像表示が可能になる。

リフレッシュレートとは、テレビやモニターの画面が1秒間に何回を描き直せるかを表す数値のこと。たとえば通常のPC用ディスプレイなら60 – 75Hz程度、ゲーミングディスプレイなら144 – 360Hz程度をサポートするものがある。

通常、このリフレッシュレートはディスプレイ側で固定されている。一方で、映像信号を送るゲーム機やPCなどはその処理性能に合わせて動的に出力映像のフレームレート(1秒間の動画で表示する静止画のコマ数)を上下させてしまう。その不一致により、コマ落ち(スタッタリング)やちらつき(ティアリング)が発生してしまうこととなる。

一方、VRRに対応するディスプレイなら、ゲーム機やPCなどのフレームレートに合わせて、ディスプレイ側がリフレッシュレートを同期させることで、映像のちらつきなどを軽減することが可能になる。

SIEの説明では、VRRによって多くのPS5タイトルのゲームソフトにおいてシーンのレンダリングがシームレスになり、グラフィックが鮮明化。さらに入力ラグも減少し、スムーズなゲームプレイが楽しめるとしている。

この機能を使うには、ディスプレイ側がHDMI 2.1の入力をサポートし、なおかつVRRに対応している必要がある。また、今回の発表では以下のゲームタイトルが今後数週間のうちに、VRRサポートを有効化するパッチを配布するとのこと。

・ASTRO’s PLAYROOM
・コール オブ デューティ ヴァンガード
・コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
・DEATHLOOP
・Destiny 2
・デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション
・DIRT 5
・Godfall
・Marvel’s Spider-Man Remastered
・Marvel’s Spider-Man: Miles Morales
・ラチェット&クランク パラレル・トラブル
・バイオハザード ヴィレッジ
・ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界
・レインボーシックス シージ
・Tribes of Midgard

なお、SIEはVRR用のパッチが供給されないゲームでも、設定によってVRRをオンにすることが可能だと説明している。ただし特定のタイトルでは、テレビ側およびゲームタイトル側のグラフィック設定によって、表示に問題が現れる可能性もあるとのこと。

それでもVRRを試してみたい場合は、PS5の設定メニューの中から「スクリーンとビデオ」→「映像出力」を選択していくと、VRRに関する設定項目が見つかるはずだ。

VRRは手動でオンにすることも可能(Image:SIE)

ちなみにPS5のライバル機となるマイクロソフトのXbox Series Xは、発売当初からVRRをサポートしている。

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