Pixel Foldに対抗するため値下げもあり得る?

「Galaxy Z Fold5」と「Z Flip5」の全仕様リーク。Fold5は軽く薄く

Image:mokjc/Shutterstock.com

サムスンの次期折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」および「Galaxy Z Fold5」については、ディスプレイの広さやヒンジ(折りたたみの軸)の改良まで様々な情報が断片的に伝えられてきた。その決定版とも言える、ほぼ全仕様を網羅したスペック情報を有名リーカーが公開している。

著名リーカーSnoopyTech氏は、謎めいたバイナリ(二進数)コードをツイートしている。同氏はPixel 7aに顔認証があることを正式発表前に示唆するなど、未発表のAndroidスマートフォン情報には定評がある人物だ。

https://twitter.com/snoopytech/status/1673240864242499586?s=20

このバイナリコードを変換するとURLとなり、そのリンク先に両モデルの全スペック表があるという、ひねりの利いたリークである。

まずGalaxy Z Flip 5のカバーディスプレイは、前モデルまでの1.9インチから3.4インチへと大型化。そこまでは既報の通りだが、解像度は748×720とのことで、数年越しの260×512から進化を遂げるようだ。かたや折りたたみ画面は6.7インチ/最大120Hzであり、こちらはGalaxy Z Flip4と変わりはない。

そして8GBのRAMと256GB/512GBストレージ、Snapdragon 8 Gen 2を搭載。バッテリー容量は3,700mAhとされ、前モデルと同じだが、カバーディスプレイの大型化による消耗が気になるところだろう。

背面には12MPのメインカメラと12MPの超広角カメラがあり、これらは前モデルと同じだが、先日のリーク画像ではレイアウトの変更が確認できた。カラーバリエーションは4色で、ラベンダー、ミント、クリーム、グラファイトである。

さてGalaxy Z Fold5に関しては、折りたたみ画面とカバーディスプレイともに、少なくともスペックシートでは前モデルからの変更はない。どちらも同じサイズで、Dynamic AMOLED 2Xパネルを採用。前者のリフレッシュレートは1Hz~120Hz、後者が48Hz~120Hzという点もGalaxy Z Fold4からの引き継ぎである。

また12GBのRAMおよび256GB/512GB、プロセッサーとしてはSnapdragon 8 Gen 2を搭載。内蔵バッテリー容量は4,400mAhであり、Galaxy Z Fold4と同じだ。そして50MPのメインカメラと12MPの超広角カメラも変更はないが、望遠カメラは10MP→12MPとややアップしている。

今回のリーク情報で注目すべきは、折りたたんだ状態での厚みが13.4mmになる点だ。これはZ Fold 4よりも約0.8mm薄い。また重さも253gであり、10g軽くなっているようだ。カラーはファントムブラック、クリーム、アイシーブルーの3色とのこと。

これらを総合すると、Galaxy Z Fold5は「少し薄く軽くなり、新プロセッサーを搭載する」以外はGalaxy Z Fold4とほとんど変わりないことになる。地味なマイナーチェンジと捉えるか、それとも前モデルで完成の域に達していたフォームファクタを微調整したと受け取るかは、人によりそれぞれだろう。

もっとも、Galaxy Z Fold5は少し値下げされるとの噂話もある。1つにはあまり代わり映えしないこと、もう1つはGoogle初の折りたたみデバイスPixel Foldに対抗するためという2つの意味で、一定の信ぴょう性はありそうだ。

https://twitter.com/Tech_Reve/status/1669672957499826177?s=20

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